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2018年11月06日
トピックス社会連携受験生・保護者の方薬学部

「愛媛微生物学ネットワーク・微生物オープンキャンパスを開催」

平成30年11月3日(土曜日)、4日(日曜日)の2日間に渡って、本学文京キャンパス9号館(薬学部棟)にて、微生物オープンキャンパスが開催された。このイベントは、平成23年度に発足した愛媛微生物学ネットワーク(NAME)の主催で、本年度採択された愛媛大学・松山大学連携事業の一環として行われた。

初日の学術フォーラム(一般公開)では、愛媛県内外から一般の方を含む総勢66名が参加した。今回で第9回目を迎えた本フォーラムは、毎年「微生物学」というキーワードでつながった多種多様な研究者が一同に集まり、自身の専門分野の知識を背景に幅広い視点から議論が交わされるのが特徴の実にユニークな研究会であり、当日も興味深い質問が活発に飛び交った。
 講演では、本学薬学部の大学院生ならびに愛媛大学の学部学生による最新の研究成果の報告があった後、香川県東部家畜保健衛生所の片山進亮獣医師より、家畜伝染病対策として香川県で行われている家畜の飼養衛生管理における取り組みなどについての発表があった。また、特別講演1として、岡山理科大学獣医学部から吉川泰弘学部長をお招きし、人獣共通感染症についてわかりやすい解説を行っていただいた。さらに、特別講演2では香川大学総合生命科学研究センターの神鳥成弘教授から微生物の中で起こる反応を構造生物学の視点から解き明かした興味深い研究成果が紹介され、いずれの講演も好評を博した。

2日目は、小中高生を含む一般の方に微生物を身近に感じてもらおうと、微生物体験イベントが行われた。午前の部と午後の部に分けて行われた本イベントでは、それぞれ20名前後の参加者が集まり、微生物に関する簡単なクイズを楽しんだり、自分の口の中の細菌やさまざまな発酵食品に含まれる微生物などを実際に顕微鏡を使って観察してもらった。イベントスタッフとして参加した本学薬学部生および愛媛大学の大学院生・学部生たちの手ほどきのもと、参加者たちは大人から子供まで熱心に顕微鏡をのぞきこみ、微生物の面白さを感じている様子であった。本イベントでは、観察用のプレートを準備するところから実際に体験してもらったが、初めての作業に時間を忘れて楽しんでいる様子が印象的だった。

今回のイベントで一般の方たちが微生物への理解を深め、さらに参加した小中高生が微生物学に興味をもつきっかけになればと考えている。

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薬学部事務室
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089-926-7193

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