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学生生活

ダイバーシティ&インクルージョンの推進に向けて

松山大学は、「ダイバーシティ&インクルージョン(Diversity&Inclusion)」の理念を重視し、多様な人々が互いに尊重し合いながら共に生きる、持続可能で包摂的な社会の実現に寄与することを目指しています。
 「ダイバーシティ」とは、人の多様性、すなわち性別、年齢、国籍、文化、宗教、障がいの有無、性的指向や性自認など、私たちが持つさまざまな違いを意味します。「インクルージョン」とは、そうした多様な人々を社会の一員として受け入れ、誰もが排除されることなく、その人らしく過ごせる環境を整えることです。

大学は、多様な価値観や背景を持つ人々が集い、共に学び、成長する場です。だからこそ、誰もが安心して自分らしくいられる空間をつくることが、私たち一人ひとりの責任でもあります。日常の何気ない言動や、無意識に続けている習慣が、知らず知らずのうちに誰かを傷つけたり、排除したりしているかもしれません。まずは、違いに気づき、理解しようとする姿勢を持つことから始めましょう。
 このような考え方は、本学の校訓「三実」の一つである「忠実」の精神にも通じています。「忠実」とは、社会や他者との関わりにおいて、人として取るべき基本的な態度を示すものであり、他者と誠実に向き合い、信頼を築き、互いの意見を尊重しながら、それらを分かち合おうとする姿勢を意味します。私たちは、倫理的な姿勢を大切にしつつ、他者と積極的に関わり、謙虚に学び合うことによって、よりよい人間関係の基盤を築いていきたいと考えています。

松山大学では、すべての学生と教職員が、性別や性自認、性的指向、文化的背景などを理由に不利益な扱いを受けたり、不快な思いをしたりすることなく、自分らしく、尊厳をもって学び、働くことができるよう、大学全体で取組を進めています。
 学生支援室では、学生生活に関する悩みのほか、人権侵害や差別、性に関する問題についても相談を受け付けています。専門のカウンセラー(臨床心理士)も常駐していますので、一人で抱え込まず、気軽にご相談ください。

多様性は、違いを認め合い、活かし合うことで初めて力になります。松山大学に集う一人ひとりが、自他の尊厳を大切にし、「忠実」の精神をもって他者と向き合いながら、安心して過ごせるキャンパスを共に築いていきましょう。

松山大学学長 池上真人

このページに関するお問合せは下記までお寄せください。
学生支援室
電話
089-926-8212
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