- 2023年10月02日
- イベント
令和6年度松山大学図書館情報学講演会開催のお知らせ
11月29日(金曜日)に令和6年度松山大学図書館情報学講演会を開催いたします。本年度の演題は、「どこに住んでいても本を ~図書館と書店で探す ”本もの”~」です。淺野隆夫氏(総務省地域情報化アドバイザー/札幌市役所まちづくり政策局政策企画部プロジェクト担当部長 兼 札幌市中央図書館調整担当部長)から、地域コミュニティの中での図書館と書店の役割について全国的な視野と自治体のまちづくりの立場からの基調提案をいただきます。
近年、地方都市で書店の減少と出版市場の減退が深刻化する中、2024年3月に、経済産業省で「文化創造基盤としての書店振興プロジェクトチーム」が立ち上げられました。書店は、地域社会の文化拠点としての役割を担い、かつ図書館に図書を卸売販売する立場にあるため、減少に歯止めを掛ける政策が始まったことで、じわじわ増加していた書店のない自治体の数が減少する方向に転換するのか、今後の動向に関心が高まっています。
事例報告には、愛媛県と広島県、2つの地域コミュニティで活躍する書店経営者からの体験談をお聞かせ頂きます。愛媛県内に多数の店舗を有する明屋書店の前代表取締役で、2024年5月に『2028年 街から書店が消える日』を上梓された小島俊一氏と、広島県庄原市で2024年5月に「書店ほなび」を開店し、書店が一度消えた過疎の自治体に書店を復活させた佐藤友則氏から、経営者の立場でそれぞれ地域社会に文化的な貢献をするための努力、成功への道のりをお話し頂きます。
なお今年度から、本講演会は、松山大学内の会場へ参加者にお集まり頂き、Zoomを利用して中継する、ハイブリッド開催となっております。札幌市内からオンラインで基調提案を中継し、松山大学構内の会場での事例報告者の報告後に、全体の討論を行います。今後、公共図書館と書店が、地域社会の人間的な紐帯となって文化的な交流を生み出す場になる役割について、皆様と考え話し合う機会になればと思います。
皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加くださいますよう、お願いいたします。多数の方のご参加を心よりお待ち申し上げます。申込人数が定員数を満たした場合はお断りさせていただく可能性がありますことを予めご了承ください。
日時・テーマ
- 日時:令和6年11月29日(金曜日)10時15分~11時45分
- 演題:どこに住んでいても本を~図書館と書店で探す ”本もの”~
- 基調講演:淺野隆夫氏(総務省地域情報化アドバイザー/札幌市役所まちづくり政策局政策企画部プロジェクト担当部長 兼 札幌市中央図書館調整担当部長)
- 事例報告:
小島俊一氏(『2028年 街から書店が消える日』著者/元気企業ファクトリー株式会社代表取締役、明屋書店前代表取締役社長)
佐藤友則氏(『書店で待つ』著者/株式会社総商さとう取締役社長、庄原市「ほなび」書店経営者) - 実施方法:ハイブリッド方式
- 会場:松山大学7号館726教室と札幌市内をオンライン(Zoom)で中継
- 定員:先着100名
- 参加料:無料
※ 会場内でのマスク着用は、参加者個人の体調等による判断によるものとします。
※ 開催時間中、通信環境安定のため、会場内でICT機器の使用はご遠慮ください。
※ 講演会終了後に録画配信を予定しています。
※ 講演会終了後に希望者に小島氏、佐藤氏の著書の販売を行う予定です。
<申込み方法>
以下のURLからお申込みください(締切:11月20日(水曜日)12時00分)
※ 録画配信のみを希望される方もこちらからお申し込みください。
申込フォームURL : https://forms.gle/6xcPTEKzFSxArE8r9