2024年01月11日
- プレスリリースイベント
避難中のジャーナリストがパレスチナ・ガザ地区の現状を語る 経済学部学術講演会 国際フォーラム 開催
松山大学経済学部では、ジャーナリストであり、人道支援団体 International Networking for Humanitarian(INH)創設者ムハンマド・フセイン氏をオンライン(Zoom) でお招きし、パレスチナ・ガザ地区の人道状況についてお話しいただきます。
2023年10月7日のハマースによるイスラエル襲撃以降、ガザでは同国の報復攻撃により22,000人以上の死者が出ており、そのうち2/3は子どもと女性です(2024年1月2日ガザ保健省)。
ムハンマド・フセイン氏は12年以上にわたりガザに住んでいましたが、戦況の悪化により、昨年11月13日に同地を脱出し、現在は母国インドネシアに一時帰国されています。本講演会では、「10月7日以前・以後」をテーマにガザの状況についてお話しいただきます。また、ご講演に先立ち、本テーマの基礎となるパレスチナ/イスラエルの歴史について、中東研究者でありヨルダン川西岸地区渡航経験もある本学経済学部教授 岩崎 真紀(いわさき まき)が短い講義を行います。講演会後半には、質疑応答やオープン・ディスカッションを行う予定です。
学内担当 経済学部経済学科教授 岩崎 真紀(いわさき まき)コメント
現在、ガザの人々が置かれている危機的な状況については、国連や主要国首脳が発信するのみならず、多くの国で民衆による大規模な反戦デモが行われるなど、世界が注視しています。日本ではこの問題を「遠い国の出来事」と思っている人が多いかもしれません。しかし、1973 年オイルショックの契機は第4次中東戦争であり、それが日本や世界に及ぼした甚大な影響だけをみても、中東と日本が無関係ではないことが分かります。本講演会では、講演者のみならず聴衆にも外国にルーツがある方々をお迎えし、日本語と英語でパレスチナの歴史やガザの現状についてインタラクティブに学びます。本学学生だけでなく、愛媛に住むさまざまな方々が、国際情勢やグローバル化、多文化共生を実感できる機会になればと思います。
経済学部学術講演会 国際フォーラム 開催概要
- 日 時 : 2024年1月16日(火曜日) 14時15分~16時15分
- 会 場 : 松山大学 文京キャンパス 2号館2階221番教室
- 題 目 : 「今、パレスチナで何が起きているのか?」
- 講演者 : ジャーナリスト ムハンマド・フセイン氏 (オンライン登壇)
- 言 語 : 日本語・英語
- 電話
- 089-926-7137