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2024年12月04日
イベント

「松山大学大学院言語コミュニケーション研究会特別講演会」を開催

2024年12月20日(金曜日)

2024年12月20日(金曜日)、東京大学大学院教授の新井 潤美氏をお招きし、「Pygmalion から My Fair Lady へ― イギリスの言葉、階級とジェンダー」と題して、松山大学大学院言語コミュニケーション研究会特別講演会を開催します。
 一般公開していますので、関心のある方は参加くださいますようお願いいたします。
 なお、本講演会用の駐車場は用意しておりませんので、公共の交通機関をご利用ください。

講演会概要

日 時:12月20日(金曜日)
講演会:16時00分~17時30分 (受付15時50分~)
場 所:松山大学文京キャンパス214番教室
参加費:無料
講 師:新井 潤美 氏 (東京大学大学院人文社会系研究科、欧米系文化研究専攻 英語英米文学講座教授)

講演要旨

イギリスの劇作家ジョージ・バーナード・ショーの戯曲Pygmalionでは、音声学者ヘンリー・ヒギンズが、労働者階級の花売り娘イライザの話す言葉を変えることによって、彼女が上流階級の人間であると周りに思わせられるかどうかを、友人と賭けをして、勝利を収める。ショーはこの作品を通して、イギリスの階級制度、ヒギンズのような紳士階級の無責任さ、労働者階級の女性の立場の弱さなど、さまざまな社会的な批判を行なっている。しかしこの作品はそれが最初に上演された時から、ヒギンズとイライザの、階級を超えた「ロマンス」として捉えられ、さらにショーの死後には、My Fair Ladyというタイトルで、ミュージカルとして大きな成功を納めた。ショーの原作がポピュラーなロマンティック・ミュージカルとなった過程において、「階級」の要素がどのように変わっていったのか、若い女性が登場することによって、「ロマンス」の要素がどのように一人歩きをするようになったのかを見ていきながら、一つの作品が原作者の意図に全く反した受容のされ方をするという興味深い例の一つして、原作とミュージカルを比較したい。

講演会の告知についてはこちらをご覧ください。

このページに関するお問合せは下記までお寄せください。
教務課
電話
089-926-7971
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