2025年05月09日
日常に潜む「まさか」の危機を社会学で乗り越えよう!―市民向け講座「松山大学コミュニティ・カレッジ春期講座」開催―
松山大学では、市民の皆さまに広く生涯学習の場を提供する「松山大学コミュニティ・カレッジ春期講座」を今年も開講いたします。この講座は地域社会貢献の一環として本学が毎年開催しているもので、カルチャースクールとは異なり、本学の学部それぞれの専門的な特色を生かした講座となっています。2010年度からスタートした本事業は、これまでに延べ8,900人以上の市民の皆さまに受講いただきました。今期も、松山大学の教員によるオムニバス形式の教養講座を開催します。今回は、人文学部社会学科の教員による「社会学で危機を乗り越えよう~日常のなかに潜む落とし穴にどう対応するか~」の初回講座として、人文学部社会学科の小松洋教授が「ごみが溢れたら」をテーマに講義を行います。私たちの生活を脅かす危機がどのように生じ、それに対して人々はどのように対処してきたのか。「まさか」に備えて、社会学の視点から「危機」を捉え直す講座です。ぜひご取材ください。
松山大学コミュニティ・カレッジ春期講座 全体概要
期 間:2025年5月13日(火)~2025年7月30日(水)
講 座: 松山大学オムニバス講座、教養講座、ビジネス講座、語学講座を全24講座 開講
「社会学で危機を乗り越えよう」第1回講座概要
日 時 : 2025年5月13日(水) 18時00分〜19時30分
会 場 : 松山大学 樋又キャンパス3階 H3C教室
テーマ : 「ごみが溢れたら」
講 師 : 小松 洋 教授 (松山大学人文学部社会学科)
講師コメント
「ごみが溢れたら」というテーマですが、普段はあまり溢れているようには見えません。この講義では、ごみとは何かをまず把握し、ごみが街中に溢れるのはどういう時かを、平常時と災害時に分けて説明します。後者は特に、平成30年7月豪雨時の災害廃棄物発生とその対応の事例をもとに考えていきます。社会学の視点として、制度化と規範(ルール)および人びとの行動との関係を用いて、ごみを溢れさせないために誰が何をできるか、また、現状の限界は何かを考えて欲しいと思います。
- 電話
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