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2018年05月14日

人文学部社会学科 市川正彦ゼミ

自分なりの視点で分析
主体的な取り組みを評価

3年次のゼミ生たち。宇和島市の行政、合併、産業、まちづくり、過疎、えひめ国体の6つのテーマについて調査した。毎回のゼミの最初には、市川教授が学生たちに話しかけ、笑いが起こるそう。場が和み、意見を出しやすい雰囲気となる。

4年次では個人で卒業論文に取り組むことになるが、市川ゼミでは、質問紙調査やインタビュー調査を行い、オリジナルのデータで卒論を制作する学生が増えているという。「ただ文献を引用するだけではなく、実際に自分でデータをとり、それを自分なりの視点で分析するなど主体的に取り組む学生の姿を見ると、3年次のゼミがある程度は活きているかなと感じます」と市川教授も目を細める。4年次生の宇和川さんは、この春から地元広告業への就職が内定。「ゼミ活動を通じて、もっと地域を知ろうという意識が芽生えました。今後は社会人として、地域の人々にしっかり響く広告をつくることができたらと考えています」と目を輝かせる。
 「理想を言えば、自分のゼミの卒業生から市長や市議が生まれ、地域活性化を担ってもらえたら」と市川教授。地域に根ざした大学から、地域を担う人材を輩出する。地域社会や行政に関心を持つことが、そんな未来への第一歩となるだろう。

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