FOREFRONT
マツダイ最前線

経営学部経営学科 柴田 好則ゼミ
現場のリアルを実感し実効性のある提案を行う

主体性・自律性を重んじている柴田ゼミ。
学生たちは好奇心旺盛に調査したり、
発言したりしている。
学生の主体性・自律性を重んじている柴田准教授。「多様な人々との関わりのなかで失敗したり、恥をかいたりしながら、社会に通用する能力を養ってほしい」と考えている。だからこそ産学連携事業において、柴田准教授は採用レベルに達していないと判断した場合、締切の数日前でも修正を求めることがあるという。学生たちは実社会さながらの厳しさを感じつつも乗り越えようと、常に前向きだ。その甲斐あって連携先の企業からは「若者らしい斬新な発想」「発表が上手で、対応が細やか」など高く評価されている。人材マネジメントに興味を抱く泉本さんは「先生の言う通りではなく、自主的に解決策を探し出すことに面白さとやりがいを感じられます」、また冨永さんは「様々な視点から仮説を立てて検証することで、錯綜する世の中に答えを見出すという貴重な経験ができます」と、柴田ゼミの魅力について語る。
今年度は人事・労務で起きているハラスメントやリスキリング、早期離職などの諸問題とその解決について、アカデミックな研究とフィールド調査を通じて明らかにすることを目指しているという。また9月には、国際的な視点を身につけ、より視野を広げることを目的に台湾研修も予定されている。柴田准教授は「好奇心を糧に、失敗や挫折にも負けないレジリエンスを持った自立的な社会人になってもらいたい」と望んでいる。