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2017年06月08日

「松山大学のこれから」を語る溝上学長

松山大学創立100周年に向けて社会に有為な人材を輩出していく

学生の学びへの熱意を大切に大学のさらなる発展を目指す

樋又キャンパスにてゼミ生とともに

大学をめぐる社会や経済の状況は大きく変化しつつあります。少子高齢化や人口減少に伴う地域コミュニティの変質、地方財政の悪化や経済的格差の拡大、グローバル化に伴う産業や就業構造の変化に見られるように、社会の不安定要因が増しています。こうしたなか、四国における中心的な高等教育の拠点の一つとしてその役割を果たしてきた本学が、今後も高等教育機関として教育の質を維持し、本学学生のみならず地域の発展に寄与し続けることができるか、本学の存在意義が問われているのではないかと考えています。しかし、こうした課題をむしろ前向きに捉え、本学が個性輝く大学として進化するためのチャンスとして、学生の教育に対する熱意を何よりも大切に、社会に必要とされる大学であり続けることへ緊張感をもって、積極的に対応すべく、学長に求められるリーダーシップを発揮し、松山大学をさらなる発展軌道に乗せることができればと考えています。

校訓「三実」の前に凛として立てる人材を育成

新田長次郎(温山)翁直筆の書「独立自尊」の下で、松山大学のこれからを語る溝上学長

目先の新しさを競い合うことに気をとられ、本学の個性を失うことは避けなければなりません。本学は、創立以来「真実」「実用」「忠実」の校訓「三実」という教育理念を掲げ、専門的研究及び教育を行い、学識深く教養高き人材の育成を使命としてきた高等教育機関です。松山大学学則第1条には、その目的を「経済、経営、人文、法律及び薬学を中心とする諸科学の総合的専門的研究及び教授を行うこと」とし、その使命を「学識深く教養高き人材を養成して広く社会の発展に寄与すること」と定義しています。このような使命は、今日では校訓「三実」の精神に基づいた「21世紀型市民」の育成として理解することができます。それは、専攻分野についての専門性を有するだけでなく、幅広い教養を身に付け、高い公共性・倫理性を保持しつつ、時代の変化に合わせて積極的に社会を支え、あるいは社会を改善していく資質を有する人材の育成です。このような人材を地域の松山、愛媛はもちろん広く全国に輩出していくべく尽力していきたい。そして、学生たちにも常に校訓「三実」の精神を意識して行動してもらいたいと思います。

学長 溝上 達也

 平成29(2017)年1月より学校法人松山大学理事長兼松山大学学長

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