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2017年10月04日
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西原さん(大学院卒)が「良い病院」かどうかを診断するシステムを開発

愛媛県立今治病院に勤務しながら本学の大学院経営学研究科を修了した西原真治さんが「職員が生き生きと働き、職員と病院が成長できる」病院を「良い病院」と定義し、それを診断できるWeb調査システムを開発した。そして、県立今治病院を対象に診断を行い、その結果に基づき、院長等トップチームによる院内ラウンドが始まり、部署ごとでも改善活動が進みつつある。

西原さんは、2015年に大学院に入学するに当たって、医療と経営という二つの軸を持つことで、問題解決の糸口を探ったり、多面的に俯瞰したりする能力を養いたという思いがあった。東渕則之教授の下で「良い会社づくり」の理論である成長ドライバ理論を学ぶ中で、医療への応用を考え、このシステムの開発に取り組み、成功させることができた。西原さんは、来年3月愛媛県立病院を定年退職するが「リンダ・グラットンが著書『LIFE SHIFT』で述べているように、いまや人生100年のスパンで人生戦略を考える必要がある。大学院での学習(研究)は学び直しやリカレント教育という意味でも大変価値があったと思う。今後も既存の知識や知恵に甘んじることなく、継続的な学習とスキルの再構築を目指したい。また、70代、80代まで働くことを前提に、働き方や働く場所に関しても多くの選択肢を用意し、生き生きとした働き方を開発していきたい」と今後の抱負を語った。

この研究は、2017年9月10日(日曜日)に人を大切にする経営学会(法政大学)で発表され、注目を浴びた。今後も研究を進めながら内容をさらに充実させ、2017年11月11日(土曜日)に愛媛県立病院学会(愛媛県男女共同参画センター)、2018年1月20日(土曜日)に日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会(松山リハビリテーション病院)で発表する予定である。

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