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2018年02月09日
国際交流在学生の方全学

招聘プログラムで交流を促進―カケハシ・プロジェクト(KAKEHASHI Project)―

平成30年1月12日(金曜日)の午後から翌日13日(土曜日)の午前の期間で、外務省が推進し、JICE(一般財団法人日本国際協力センター)が実施している国際交流プログラム(日本の社会、文化、歴史などの理解促進を目的とする企画)の一環として、日本語を学習中のアメリカとカナダの大学生それぞれ9名、合計18名が本学を訪れ、本学人文学部英語英米文学科の学生13名と交流を深めた。

初日は、本学樋又キャンパスのH2A教室にて、訪日団の学生3名と本学学生2名ずつの混合グループを作り、おにぎり弁当と味噌汁の昼食を摂った。全員で自己紹介を行った後、本学学生がパワーポイントを使用して、愛媛の特産物や四国遍路を説明。石手寺、道後温泉、松山城など観光名所の紹介も行った。訪日団の学生は、特に四国遍路に強い関心を持ったようであった。その後、教室内で大きな円陣を作り、日本や日本人に関する疑問を訪日団の学生が投げかけ、それに対し本学学生が答えていく形のディスカッションを行った。最後に、道後に移動して温泉界隈を散策し、一日目のプログラムを終えた。二日目は、石手寺の散策と境内の奥にある洞窟めぐり、松山城の見学などを各グループに分かれて行い、さらなる親睦を深めた。二日間とも、日本語、英語両方を使って、終始和やかな雰囲気でコミュニケーションが取られていた。

今回訪日した大学生のうち、アメリカから参加したメンバーは全員が各州で開催された日本語弁論大会の優勝者、また、カナダから参加のメンバーも全員が流暢な日本語を話すなど高いレベルの語学力を持っていた。異国の地で日本語をこつこつ学び、日本行きの切符を手にし、日本に来てからは知的好奇心一杯に色々なものに興味を持ち、貪欲に行動する訪日団のメンバーに、本学で英語を学ぶ学生も大いに刺激を受けていた。また、会話やディスカッションの中で様々な質問を受けることで、自分たちが見えていなかった日本の特色を再認識することも多かったようである。
 ホスト役を果たした本学学生13名のうち、5名は、3年前に別のカケハシ・プロジェクト(ダニエル・イノウエ・スカラーシップ)でアメリカに招聘され、ハワイ大学の学生と交流したメンバーである。そのうちの一人である今田一朗さん(人英4年)は「個人の意思を重んじて行動するアメリカ・カナダの学生らと周りの空気を読んで集団行動を重視する日本人。この交流を通して、日本で普通に生活していると気づく事のない、異文化からの視点を知ることができました。また、自分が『世界の中の日本人』ということを改めて自覚し、異文化の壁を越えて人とつながりあえるとても貴重な機会でした」と今回の交流を振り返った。

今回の実績がまた新しいカケハシ・プロジェクトを本学にもたらす「呼び水」になればと願っている。そして、今回のホスト役を務めた学生全員が、それぞれの母国に帰った外国人学生たちと、SNSを通じて親交を深め、英語を学びながら、日本の良さも広められる国際人へと成長することも期待している。

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