2018年度松山大学大学院第2回FD研修会を開催

2018年10月11日(木曜日)16時00分から、2018年度松山大学大学院 第2回FD研修会が、本学にて開催された。
　広島大学情報メディア教育研究センター准教授である隅谷孝洋氏を講師としてお迎えし、「ICT活用授業と著作権」をテーマとした講演を35名が聴講した。

本研修会の目的は、教員が授業の教材、講演資料、学術論文等を作成する際に、他者の著作物をどこまで使用してよいかについて、専門家から具体的な話を直接聞くことにあった。講演の前半では、授業内での他者著作物利用の基本について詳細な説明があり、特に、著作権に対する“権利制限”の話がなされた。後半では、主に著作権法における“公衆送信”に関する解説がなされ、特に、著作権法35条の改正に関する最新の情報が伝えられた。
　いずれも教員が直面する場面を想定した具体的かつ実際的な話で、日頃曖昧にしていたことについて理解を深めることができ、また、著作権について考えるとても良い機会となった。講演終了後には、様々な質問が後を絶たず、熱のこもった質疑応答が行われ、大変有意義な研修会であった。