がんプロ第4回公開講座を開催ー大学院医療薬学研究科ー

2019年3月9日（土曜日）、本学樋又キャンパスH2A教室にて、がんプロ第4回公開講座が開催され、77名（薬剤師42名、教員14名、学生19名、一般2名）が参加した。
　講師に、岡山大学病院薬剤部でがん専門薬剤師としてご活躍の鍛治園 誠氏を招き、「薬剤師だからこそできるきめ細やかながん支持療法」と題して、がん薬物治療における薬剤師の取組について講演が行われた。

講演では、チーム医療の中でのがん薬物治療の全体像から始まり、患者の待ち時間を利用する薬剤師外来や内服化学療法サポート外来による副作用マネジメントの有用性など、最新の取組が紹介された。また、岡山大学病院（がんゲノム医療中核拠点病院）におけるがんゲノム医療の進展、および本年度のノーベル医学生理学賞で話題になった免疫療法（免疫チェックポイント阻害薬）の特徴と副作用への対応などについて述べられた。
　本公開講座は、抗がん薬治療における薬剤師の重要な役割について理解を深める良い機会となった。本大学院は、がん専門医療人材を養成する、「中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム」に参画し、がん専門の薬剤師養成に取り組んでいるが、この公開講座はその取り組みの一環である。

主催：大学院医療薬学研究科および中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム
　共催：愛媛県薬剤師会、愛媛県病院薬剤師会、松山薬剤師会