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2017年01月25日
社会連携在学生の方社会人の方

都会と地方の働き方・暮らし方の違いを探る―産官学連携 参加型授業を開催―

平成29年1月10日(火曜日)、経営学部特殊講義「中小企業論(第29回目)」において、松山市中小企業振興円卓会議・松山市・松山大学による「産官学連携 参加型授業」が開催された。

松山市では、平成26年4月1日から施行された松山市中小企業振興条例のもと、産官学連携による中小企業支援の取り組みを推進することを目的として、松山市中小企業振興円卓会議を設置している。この松山市中小企業振興円卓会議では、設置当初から商工会議所、経済団体、金融機関、大学教員などが集まり、郷土・松山をより良い地域社会にするため松山市と協同し、人財育成事業などに取り組んでいる。

今回の産官学連携参加型授業では、上述の松山市中小企業振興円卓会議が「ふるさと松山」で働く学生を増やすために創作した、未来デザインゲーム「どっちお好き?都会と地方」に取り組んだ。授業出席者45名が7チームに分かれて、都会(東京・大阪)と地方(松山)の違いについて「働く場所」や「暮らす場所」など様々な視点から意見を出し合った。学生間で意見を出し合うことで、講義後はそれぞれに具体的な就職観が芽生えていた。

大勢の学生が都会と地方の違いについて考えを深めた学生同士で議論を活発に行った

講義を受けた学生らは「働くことと暮らすことを比べた時、私は暮らしがある上で働くという考えにたどり着きました」「この授業を通じて松山の良さを再認識でき、松山で暮らしていることに誇りを持ちました」「大企業の多い都会へ出て働くのではなく、地域に貢献できる地元の中小企業に就職したいという気持ちがさらに強くなりました」などと感想を語ってくれた。

また、講義に出席した松山市担当職員は「就活を控えた学生が、予想していたよりも地元志向が強く、生まれ育った松山に愛着があり、地域に貢献したいとの発言が多かったことに驚くとともに、頼もしく感じました。新たな取組も視野に入れて、松山市も松山大学、松山市中小企業振興円卓会議と引き続き連携していきたいです」と講義の感想と今後の展望を語ってくれた。

松山市中小企業振興円卓会議の米田順哉委員は「地方で働くことの良い点に『地域貢献』を挙げる学生が多かったことに感心しました。学生の皆さんには、自分にとっての『豊かさ』を定義し、人生の目標となるゴールを位置付け、試行錯誤しながら豊かな人生にチャレンジしてほしいと思います」と学生へのエールを送った。

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