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2016年11月01日
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【詳報】女子駅伝部が初優勝!―第34回杜の都全日本大学女子駅伝―

平成28年10月30日(日曜日)、宮城県仙台市で開催された「第34回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(仙台市陸上競技場~仙台市役所 6区間38.0km)」にて、本学女子駅伝部が2位の立命館大学に1分11秒差をつける2時間3分56秒で悲願の初優勝を果たした。

本学女子駅伝部は、同大会に9年連続9回目の出場となったが、6年連続シード権を獲得しており「日本一」に向けて約50日にわたる夏合宿を経て過去最高の仕上がり具合をみせていた。

 

 

大会当日は絶好のコンディションに恵まれ、6区間38kmのコースに、前大会上位8位までのシード校と、各地区の予選を勝ち抜いた17校、オープン参加の東北学連選抜の計26チームが挑んだ。1区(6.4km)は4年連続となる上原明悠美選手(経済4年)が務めた。ユニバーシアード銅メダリストと実績がある選手だが、今回は思うように調子が上がっておらず、不安を抱えていたため速いレース展開に対応できず、ずるずると順位を落としてしまい先頭と40秒差の14位と苦しいスタートを切った。2区(5.6km)の緒方美咲選手(経営2年)は、今年の日本学生女子ハーフマラソンの覇者。襷を受け取ると同時にスピードを上げ、前を走る選手を次々に抜き去る快走を見せた。11人抜きの3位まで順位を引き上げるとともに、松山大学勢としては初となる区間賞を獲得した。3区(6.8km)の古谷奏選手(経済2年)は、落ち着いた走りをみせて一人を抜き、2位に順位をあげた。4区(4.8km)はルーキーの高見沢里歩選手(経済1年)が、先頭を走る名城大学を必死に追った。中継所では33秒差だったがラスト1kmからペースアップする区間新記録の走りで、その差を2秒に詰め5区(9.2km)の中原海鈴選手(経済4年)に襷を繋いだ。主将の中原選手は、9月の日本インカレ5000mで優勝するなど本学のエース。すぐに名城大学を抜き先頭に立った。レースが動いたのは4km過ぎ。それまで中原選手についていた選手がじりじりと遅れだし、そこから独走となるもスピードを上げ、区間賞で走り抜けた。アンカー(5.2km)の高見澤安珠選手(経営3年)は、リオデジャネイロオリンピック3000m障害の日本代表選手であり、中長距離種目では現役女子大生として初のオリンピアン。攻めの走りで、心で繋いだ襷をチームメイトが待つゴール地点まで運んだ。大歓声の中、区間新記録の快走を見せた高見澤選手は、高らかにガッツポーズをみせトップでゴールテープを切った。ゴール後、選手らによる大西崇仁監督(経済学部准教授)の胴上げが行われ、満面の笑みで3度宙に舞う姿が見られた。

 

主将の中原選手は「大西監督を日本一にして恩返しがしたい一心だった。卒業した先輩たちの想いも叶えられ、こんなに嬉しいことはない。最高のスタッフとチームメイトに囲まれ、力を出し切れた」と喜びを語った。
 大西監督は「松山大学だからできることをこだわってやってきたが、優勝という形でそれを表現出来て良かった。教職員をはじめ、地域の方々にも応援していただき、それが選手の力になった。走った6人のメンバーだけでなく女子駅伝部全員で掴み取った優勝だと実感している。これからも今まで通り、地道な練習を積み重ねていきたい。まずは記録会での自己記録更新、12月30日(土曜日)に開催される富士山女子駅伝での初優勝を目指し挑戦を続けたい」と、早くも視線は次のステップに向けられていた。

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