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2016年03月14日
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社会から求められる薬剤師へ―薬学生のための臨床推論講演会開催―

平成28年3月8日(火曜日)、松山大学9号館(薬学部棟)において、「薬学生のための臨床推論講演会」が開催され、薬学生18名と本学卒業薬剤師3名、薬学部教員4名、愛媛大学医学部教員2名が参加した。

講演1では、東京医科大学病院薬剤部の東加奈子氏より「実践!薬学的臨床推論」と題し、経口抗がん剤治療中の患者さんが吐き気、食欲不振、ふらつきを訴えた際に、「抗がん剤の副作用ですね」で終わるのではなく、過去のバイタルサインや併用薬、患者さんからの聞き取りなど、薬学的臨床推論を実践して出血性胃潰瘍の疑いまで辿りついた実際の症例を解説していただいた。
 講演2では、総合診療医・感染症医/感染症コンサルタントの岸田直樹氏より「なりたい薬剤師になろう!―どう判断し医師にどのように伝えるか―」と題し、“風邪”をテーマに医師の立場から薬剤師が薬学的臨床推論を行う際のポイントをレクチャーしていただいた。

参加した川田真史さん(衛生化学研究室4年)は、「実際の医療現場の症例を用いた臨床推論を体験することができ、大学で学んだ知識を医療現場で活かす“考える力”の大切さがわかりました。また、超高齢社会において社会から求められる薬剤師像を考える良い機会となりました」と感想を語った。

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