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2022年10月11日
トピックス学術・研究学生受験生・保護者の方薬学部

先輩から後輩に伝える「歯学概論」

2022年10月6日(木曜日)8時30分より、本学8号館873番教室にて「医薬品情報学」(渡邉真一准教授担当)にゲストスピーカーとして、本学卒業生の勝島康次郎氏を講師に迎え、「歯学概論」と題して講義が行われました。

講義は、「新型コロナウイルス感染症」の概説から始まり、歯学の基礎的事項を「マイナス0歳から8020へ(年代別口腔内及び疾患別概説)」として、開業臨床医の視点でわかりやすく解説がされました。
 妊娠時に起こり得る「妊娠性歯肉炎」、乳幼児から成人期にかけての「歯の生え変わりと歯並び」、「親知らずの功罪」、「犬歯(糸切り歯)の生態」といった話を交え「歯は一生使えます」と、歯科医の視点から力説されました。
 また、歯科二大疾患である「齲蝕(うしょく)と歯周病」について、さらに「口腔がんと白血病の関わり」「フッ素について」「誤嚥性肺炎」「口腔内外傷」など症例写真を供覧しながら詳細な説明がされました。

講義途中には「口元四方山話」と題して、口元の美学(口元スリーライン)、口元で変わる顔の印象について、各界の著名人を例に興味深い話が展開されました。
 最後に、一度は耳にしたことのある「8020」について、その意義を強調され、講義を締めくくられました。

当日投影されたパワーポイントのスライド資料は、実に188ページ。
 薬学部生たちは、カリキュラムにない「歯学」の分野ということで、初めて耳にする内容が多く、レジュメやノートにメモを取りながら熱心に耳を傾け、講義の内容についても積極的に質問を行い、有意義な90分間の講義を受講しました。

勝島氏は、1969年に本学の前身である松山商科大学経済学部を卒業され、京セラに入社。1972年に福岡県立九州歯科大学(現;公立大学法人九州歯科大学)へ入学。同大学卒業後、総合病院の歯科口腔外科勤務を経て、1980年に「勝島歯科医院」を広島県尾道市に開業。40年以上に亘り、歯科医として第一線で活躍されている一方、現在、温山会尾道支部長も務められている。

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薬学部事務室
電話
089-926-7193

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