経済学部井上教授が第34回アジア・太平洋賞の特別賞を受賞

この度、第34回アジア・太平洋賞の発表が行われ、経済学部井上正夫教授が特別賞を受賞し、その授賞式が2022年11月14日(月曜日)にKKRホテル東京にて行われました。
　この賞は、毎日新聞社とアジア調査会が共催し、アジア・太平洋地域の政治、経済、外交、社会、文化などに関する優れた著書を発表した研究者、実践者らに贈られる賞です。
　井上教授は2022年2月発行の著書『東アジア 国際通貨と中世日本――宋銭と為替からみた経済史』(名古屋大学出版会)で特別賞を受賞しました。

井上教授は「本書は、貨幣と金融の歴史に関する私の研究をまとめたものです。今回は、思いもかけず受賞となり、大変うれしく思います。いつも資料収集でお世話になっている松山大学の図書館は、その蔵書数が中四国の私立大学ではトップと評されるとおりの充実ぶりで、執筆の際、本当に助かりました。また、レファレンスの方々には親身になってご助言ご協力をいただきましたことも、御礼申し上げなければなりません。これらの恵まれた環境がなければ、本は世に出なかったと断言できます。研究はなかなか進みませんが、今後とも、松山大学の図書館で頑張って勉強している学生に負けないように、私も勉強を続けていこうと思います。」と受賞に対する思いと、今後の抱負を語ってくれました。