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2023年02月15日
トピックス学術・研究学生受験生・保護者の方経済学科

経済学部加藤ゼミの学生が地域課題の解決に向けて研究報告―鬼北町文化講演会・シンポジウム「明星ヶ丘と下鍵山の街並み~文化財を生かした地域再生について考える~」

2023年1月28日(土曜日)、鬼北町日吉支所にて「2022年度鬼北町文化講演会・シンポジウム『明星ヶ丘と下鍵山の街並み~文化財を活かした地域再生について考える~』」が開催され、経済学部加藤ゼミナールの学生らが地域課題の解決に向けて研究発表を行いました。
 このシンポジウムは、鬼北町教育委員会が主催し、国登録有形文化財「井谷家住宅」、鬼北町歴史文化景観地区「明星ヶ丘と下鍵山の街並み」の少子高齢化・人口流出による過疎化をはじめ、昨今の社会情勢から、その保存・継承が大きな課題となっています。この課題に対し、地域住民との意見交換を通じて、街の将来像を共有することを目的としています。

加藤ゼミナールでは、毎年学部生と大学院生が共同で研究を行っています。今回も「旧日吉村下鍵山地域再生の政策立案・制度設計に関する調査研究~農民一揆・農村振興・社会問題の歴史的社会改良を踏まえた地域再生~」というテーマで共同研究をし、フィールドワークやアンケート調査を実施してきました。中間報告では、旧日吉村の歴史を生かした地域再生について提案や地域通貨についての政策提言を行いました。

歴史的背景から地域再生を提案した高山愛菜さん(経済3年)は「地域住民の方にアンケートを用いて報告することで地域で伝承されてきた歴史について私自身も学ぶ機会になり、地域住民の歴史への認識や地域再生への想い(井谷家の 2 代に繋がる地域開発や社会運動の無形遺産)を聞くことができました。今回知り得た情報や住民の想いを今後は地域住民が一丸となって取り組める地域再生の方法について考えていきたい」と話してくれました。
 また、政策立案や制度設計を提案した藤井孝哉さん(経済学研究科(博士課程))は「持続的な地域経済の構想には、地域内外の連携と協働によるプラットフォームの形成と、そこでの共同的な利用・管理の実現が必要だと考えます。そこに地域というスケールで扱うツール(たとえば地域通貨やコミュニティラジオ)と接続していくことが今後の課題です。地域再生の実践に貢献できるよう継続して関わっていきたい」と今後について話してくれました。

 

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