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2023年03月16日
トピックス学術・研究研究者・企業の方薬学部

薬学部における産学官共同研究の成果が特許化

本学薬学部(生薬学研究室)と北里大学、国立医薬品食品衛生研究所、株式会社常盤植物化学研究所、株式会社ツムラで実施したエフェドリンアルカロイド除去麻黄エキス(EFE)の新型コロナウイルス感染症の予防又は治療に関する共同研究の成果を特許出願していた件に関し、この度、特許庁より特許証が届きました。

EFEは葛根湯などの漢方薬に配合されている麻黄から、動悸、血圧上昇、不眠などの副作用を惹起するとされるエフェドリンアルカロイドを除去したものとして開発され、関節痛に対する鎮痛作用、がん転移抑制作用、インフルエンザ感染阻害作用等を有することが明らかになっています。本特許についてもEFEの一連の研究の中から見出されたもので、感染初期の重症化を防止する薬剤開発が期待されます。

  • 発明の名称:新型コロナウイルス感染症の予防又は治療のための抗ウイルス剤
  • 特許権者:学校法人北里研究所、国立医薬品食品衛生研究所、学校法人松山大学、株式会社常盤植物化学研究所、株式会社ツムラ
  • 特許番号:第7214080号

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