海外留学・語学研修・旅行に備える「危機管理セミナー」 ―ポストコロナの海外渡航に向けて―

2023年6月24日（土曜日）10時00分より、夏季休暇中に海外への渡航を予定している愛媛県内の学生や教職員約70名を対象に危機管理セミナーが開催されました。コロナ禍で制限されていた海外渡航が徐々に回復するなかで、渡航にあたり、どのようなことを事前準備すべきか、現地では安全対策として何に注意を払うべきかについて、海外留学生安全対策協議会（JCSOS）の上野明彦講師よりご講演いただきました。

本学からは、短期語学研修や海外語学研修助成度等の学生約30名が参加しました。危機管理と聞くと、渡航後の安全対策に目を向けがちですが、実際には渡航前の情報収集こそが渡航後の対応能力に繋がり、現地での危機を回避するためは、様々なソースからの情報収集が必要だと述べられました。また、自分自身の強みと弱みを見つめ直し、足りない経験や語学力などを情報収集で補完しつつ、自分なりの危機管理体制を構築することの重要性を強調されました。

参加した学生は真剣に聞いている様子で、参加後のアンケートでは「自分が行く国の情報を事前に調べておくことが大事だと分かった」「自分の情報の薄さが危機に直結することを実感しました」などのコメントが寄せられました。

今回のセミナーでは、危機管理意識をしっかりと持ち、海外で起こり得るリスクを想定しながら、個人の危機対応能力を高めることの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。