- 2023年11月24日
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卒業生インタビュー3年越しの卒業式を終えて―
2020年3月 経営学部経営学科卒業 松中歩美さん
松山大学は創立100周年を迎え、ホームカミングデーを開催するにあたり、新型コロナウイルス感染症拡大により卒業式が行われなかった2019年度の卒業生を迎えて、「3年越しの卒業式」を開催いたしました。卒業式に出席した、経営学部の卒業生松中歩美さんにお話をうかがいました。
ー2020年3月、新型コロナウイルス感染症の流行により卒業式が中止となり、当時はどのような思いでしたか?
卒業式が中止になり、友人や部活の仲間と集まれなかったこと、先生方や就職活動でお世話になったキャリアセンターの方にきちんと挨拶ができなかったことが残念でした。また、卒業した実感が湧かず、学生から社会人への気持ちの切り替えがなかなか難しかったですが、気を引き締めてこれからの社会人生活を楽しもうと思いました。
ー大変な時期に社会人としてのスタートを切ることになりましたが、どのような思いでしたか?
社会人として上手くやっていけるのか不安が大きかったです。また、コロナ禍で入社式や同期との合同研修が中止となり、更に不安が募った状況で社会人としてのスタートを切りました。さらに、緊急事態宣言が発表され、友人と会えない状況が続いたことも大変でした。そのため、友人と連絡を頻繁にとってお互いの近況報告をすることでモチベーションを上げていました。
ー卒業してからの3年間について教えてください。
保険会社に勤めており、3年間の支社配属を経て、今年からは営業所で事務をしています。不安を募らせての社会人スタートでしたが、職場の方々に恵まれて、すぐに不安を払拭することができました。営業所配属になってからは、保険商品が契約となるまでの営業スタッフの苦労や、その契約がお客様の役に立てたことを現場で感じることができ、毎日刺激を受けています。
ー今回卒業式の案内が来てどのような思いで参加されましたか?
大学生に戻った気分でワクワクしながら参加しました。社会人になってからは背筋が伸びることが多いですが、思い出が詰まった母校で3年越しに卒業式に参加させていただき、背中を押してもらった感じがしました。
ー卒業式に参加しての感想をお聞かせください。
改めて社会人生活を充実させていきたいと前向きな気持ちになりました。学長をはじめ多くの方に温かいお言葉を頂戴したことや、吹奏楽部の演奏など私たちのために素晴らしい場を用意してくださったことに心から感謝しています。卒業式後には久しぶりに友人とキャンパス内を歩き、とても懐かしく感じました。また、熟田津祭も開催されており、当時の雰囲気も楽しむことができました。ちょうど在学中に所属していた応援團チアリーダー部のパフォーマンスも見ることができ感慨深かったです。
ー学生時代の思い出を教えてください。
応援團チアリーダー部での引退前の最後の大学祭で、最高のパフォーマンスができたことです。悩むこともたくさんありましたが、部員と切磋琢磨し練習に励んだ経験は大きな財産となりました。また、在学中は毎日当たり前のように友人に会えて、色々な話で盛り上がったことや、一緒に勉強に励んだことなど、何気ない日々も大切な思い出の1つです。
ー在学生に伝えたことはありますか?
ぜひ、在学中にいろいろな経験をしてください。自由な時間が確保できることが大学生の醍醐味だと、社会人になって改めて感じました。勉強、サークル、アルバイト、遊び等で努力したこと、楽しかったことは社会人としての活力となり、失敗や困難な経験は今後の自分の武器となります。何でもポジティブに捉えて大学生活を謳歌してほしいです。
ー100周年を迎えた母校松山大学のこれからに期待することがあれば教えてください。
創立100周年を迎えた歴史ある松山大学の卒業生であることを誇りに思います。長期ビジョンにある「社会や地域、コミュニティの発展に貢献できる人材の育成」は少子社会において特に重要だと考えています。これからも学生一人一人の可能性を広げられる大学であり続けてほしいです。
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