コロナ禍により行われなかった2019年度卒業生の「3年越しの卒業式」も開催―松山大学創立100周年記念ホームカミングデー―

2023年11月18日(土曜日)に創立100周年を記念し、松山大学文京キャンパス・樋又キャンパスにて卒業生らを迎えるホームカミングデーが開催されました。
　これは、2023年に創立100年周年を迎え、8万人を超える卒業生とこれまで以上に強固な関係性を構築するとともに、歴史と伝統のある大学の卒業生であるという”誇り”を再認識できる機会を創出するため、「商大、松大に新たなつながりを」をテーマに、熟田津祭（大学祭）と同時に実施しました。

10時30分から行われた講演会では「スポーツを通じての国際貢献」をテーマに元駐デンマーク小川郷太郎氏と本学OBでカンボジア柔道ナショナルチーム代表監督濱田初幸氏が国際社会への貢献について、自身の経験を交えながら講演が行われ、その後「松山大学から世界へ」をテーマにパネルディスカッションが行われました。

13時00分からは、新型コロナウイルス感染症の影響により実施することができなかった、2019年度卒業生の「3年越しの卒業式」も執り行われました。式では、新井英夫学長より「晴れの舞台を皆さんに用意してあげることができなかった無念さを、我々教職員はずっと心の中に抱え続けていました。皆さんが校訓『三実』の精神を忘れず、創意と工夫によって、これから歩んでいく皆さんの人生が、希望に満ち、そして、充実したものとなることを心より祈念しています」と式辞を述べました。それに対し、人文学部英語英米文学科を卒業した安部百恵さんより「叶わなかった卒業式を記念すべき100周年の年に実現してくださり感謝申し上げます。4年前の忘れ物を今日見つけられ、やっと区切りをつけられた様な気がします」と答辞が述べられました。その後、謝恩会も開催され、卒業生らは当時の思い出話に花を咲かせていました。

その他にも、100周年の歴史展示、ゼミ・サークルによるOB・OG会、来場者による「証づくり」やホームカミングパーティーなど多くのイベントが行われました。来場した卒業生は、学生時代に苦楽を共にした仲間との再会に懐かしみつつ、盛況のうちに幕を下ろしました。