松山大学大学院医療薬学研究科 がんプロ第13回公開講座/ 松山大学薬学部 第38回卒後教育講座/第2回大学院セミナーを開催

2024年2月24日(土曜日)、がんプロ第13回公開講座が薬学部第38回卒後教育講座、第2回大学院セミナーを兼ねてオンラインで開催され、薬剤師を中心とした65名が参加しました。

今回は、“薬剤師が導く安全な薬物療法”をテーマに、四国がんセンター薬剤部の松本拓真先生に「制吐薬適正使用ガイドライン第3版 改訂のポイントについて」という演題で、がん薬物療法における副作用の一つである悪心・嘔吐に対する副作用マネジメントの理解について、最近アップデートした内容を時系列にご講演いただきました。KKR札幌医療センター薬剤部の玉木慎也先生には、「安全な外来がん化学療法の実践」という演題で、外来がん化学療法の場における薬剤師の介入が必要不可欠になってきた現状を、免疫チェックポイント阻害薬等が取り入れられ副作用管理が複雑になったことなどを例に、臨床研究の具体例も含めてわかりやすくご講演いただきました。
　また、本学大学院医療薬学研究科が参画する中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアムが新たに開始したことを踏まえ、医療薬学研究科の科目「薬学特別研究」のテーマを学外に紹介する第2回大学院セミナーを併せて実施しました。今回は臨床薬学分野の武智研志先生に、「臨床データを活用した、薬学研究・新たな治療法の開発」をテーマにご講演いただきました。

大学院医療薬学研究科は、「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」事業 地域をつなぐ未来世代のがん専門医療人を養成する中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアムに参画し、がん医療の現場を支える人材教育や指導者育成に取り組んでおり、本公開講座はその取り組みの一環です。

主催：中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム、松山大学大学院医療薬学研究科、松山大学薬学部
共催：愛媛県薬剤師会、愛媛県病院薬剤師会、松山薬剤師会