愛媛大学医学部で解剖実習見学！―薬学部生が人体の構造学ぶ―

2024年5月23日(木曜日)、本学薬学部医療薬学科の学生21名が、愛媛大学医学部(愛媛県東温市)の解剖実習室で解剖実習見学を実施しました。

人体の構造は変化に富んでおり、誰一人として教科書通りであることはありません。ご遺体を使用させていただき人体の構造を学ぶ解剖実習では、紙面上では決して学ぶことができない実感を伴った医学的知識を学ぶことができます。今回は愛媛大学医学部医学科2年生が解剖実習中のご遺体を見学させていただきました。解剖実習見学を行うにあたって事前に説明会ならびに倫理教育を行い、参加する学生の選抜を行いました。医学の発展のために、生前にコメディカルを含む学生に対してご自身の身体を使用させて頂く遺志を表明したご本人およびご遺族に対して決して失礼があってはなりません。

愛媛大学医学部のある重信キャンパスへは貸し切りバスで移動し、引率した薬学部教員(解剖実習指導経験のある医師)が指導・解説を行いました。人体構造を理解することで、病態(病気の仕組み)および薬物治療(体内での薬の動態など)の理解が深まり、将来薬剤師として仕事をするにあたって必要となる医学的知識を得ることができます。また医学的知識のみならず、普段の生活では触れることができない死に直面することで医療者としての死生観を学ぶことができます。
　参加した学生が心新たに薬剤師に向けて学習に励んでくれることを期待しています。