2024年10月29日
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松山大学大学院医療薬学研究科 がんプロ第14回公開講座/松山大学薬学部 第42回卒後教育講座/第3回大学院セミナーを開催
2024年10月26日(土曜日)、がんプロ第14回公開講座が薬学部第42回卒後教育講座、第3回大学院セミナーを兼ねてオンラインで開催され、薬剤師を中心とした64名が参加しました。
今回は、『がん研究 ~基礎と臨床~』をテーマに、河野吉泰先生(岡山大学学術研究院医歯薬学域 消化器・肝臓内科学)から「消化器がん薬物療法に関する基礎・臨床研究~当科での取り組みを中心に~」について、免疫チェックポイント阻害薬などの新規薬剤の開発、がんゲノム医療による個別化医療など、高度化される薬物療法の中から課題とされる問題に対する臨床研究についてご講演いただきました。次に、櫻井宏明先生(富山大学薬学部がん細胞生物学研究室)からは「肺がんの分子生物学と分子標的薬の最前線」について、薬学基礎研究者の視点から肺腺がんの分子標的治療薬の開発状況、獲得耐性化機構などの問題点を紹介いただき、その課題に対する研究成果及び今後のがん分子標的治療の方向性についてご講演いただきました。
また、今年度から本学大学院医療薬学研究科が参画する中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアムが新たに開始したことを踏まえ、医療薬学研究科の科目「薬学特別研究」のテーマを学外に紹介する第3回大学院セミナーを併せて実施しました。今回は本研究科製剤設計学分野の中村承平先生に、「セルロースナノファイバー(CNF)の機能性医薬品添加物としての適用」をテーマにご講演いただきました。
大学院医療薬学研究科は、「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」事業 地域をつなぐ未来世代のがん専門医療人養成する中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアムに参画し、がん医療の現場を支える人材教育や指導者育成に取り組んでおり、本公開講座はその取り組みの一環です。
主催:中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム、松山大学大学院医療薬学研究科、松山大学薬学部
共催:愛媛県薬剤師会、愛媛県病院薬剤師会、松山薬剤師会
- 電話
- 089-926-7193