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2024年10月29日
トピックス学術・研究受験生・保護者の方法学部

2024年度松山地方裁判所裁判官の講演会を開催

2024年10月21日(月曜日)、松山大学法学部において、刑法Ⅰ(総論)の講義の一環として、松山地方裁判所の左陪席の裁判官をお招きし、「裁判の実際―刑事裁判を中心に―」と題する講演会を開催しました。この企画は、2016年度から実施しており、今年度は295名の学生が熱心に聴講しました。

三権分立を前提とした、裁判所の位置づけがなされました。次に、刑事裁判の機能と理念の解説の後、具体的な進行方法(捜査→起訴→公判(冒頭手続→証拠調べ手続、弁論手続→判決)の説明がありました。その後、裁判の種類(刑事事件、民事事件、家事事件、少年事件)に言及があり、刑事裁判の在り方について説明が加えられた上で、裁判員裁判(2009年から運用開始)について解説がありました。成人年齢の引き下げに伴い、大学1年生からすでに裁判員になる可能性があることに鑑み、裁判員の選任手続に加えて、「裁判員裁判事件数の推移」(新受件数)、「罪名別裁判員裁判事件数」及び「裁判員裁判事件数の合計」(松山地裁:141件)などについても情報提供をいただきました。

「刑事部左陪席裁判官の業務内容」及び「民事部左陪席裁判官の業務内容」については、任官後のご自身の経験を踏まえた1週間の業務内容(典型的な業務内容)をお示しいただいたので、非常にイメージしやすくなっておりました。

最後に、今後、法曹及び裁判所職員を目指す学生に対して、具体的な情報をお示しいただきました。ご講演いただいた裁判官は、裁判所事務官の御経験もあるため、言葉に説得力があり、法曹及び裁判所職員について学生の興味が増進したように思われます。講演会終了後の質疑応答では、「現在の法曹人口の水準の当否」など答えることが難しい内容についても正面からお答えいただき、さらに講演会終了後の個別的な質問についても、時間をかけて対応していただきました。

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