2025年01月17日
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松山大学×桜うづまき酒造×若手農業団体きりぬきのコラボでリキュールを開発!―「推し柑(おしかん)」第2弾お披露目式を開催―
松山大学では、昨年に引き続き本学学生と桜うづまき酒造株式会社、食品ロスや地元農家の抱える課題に取り組む若手農業団体きりぬきの3団体コラボレーションにより、愛媛県産の規格外柑橘を使用したリキュール「推し柑(おしかん)」の第2弾を開発し、1月15日(水曜日)に樋又キャンパスのアカデミック・ソーシャル・コモンズにてお披露目式を開催しました。
本プロジェクトは、一昨年3月に桜うづまき酒造ときりぬきでコラボ商品を企画しようと話が進んだ際、お酒離れが進んでいるといわれる若者の意見も取り入れたいと、本学学生にお声がけいただいたことがきっかけでスタートしました。今年度は、使用する柑橘・アルコールの選定や、配合比率等のレシピ開発、商品名の検討、ラベルパッケージのデザインなど、約7ヶ月間に渡る全ての行程に学生が携わった商品が完成しました。
このお酒には、きりぬきが提供する愛媛の高級柑橘である甘平と瀬戸内のレモン、桜うづまき酒造の「粕取焼酎」※が配合され、果汁50%以上で甘平のまろやかな甘みをレモンの酸味と焼酎で引き締めた味わいが自慢です。普段から日本酒や焼酎を飲み慣れている方におすすめしたいリキュールとしてアルコール度数は15%に設定し、オンザロックで濃厚に飲める一方で「若者にも飲みやすいように」との学生の意見をもとに、炭酸水で割っても美味しく好みに合わせた飲み方が出来ることも特徴です。
また、本商品はSDGsの理念に基づいており、愛媛県産の規格外柑橘を利用し、食品ロスを減らすことや地元産の食材を使用し地域経済に貢献することを実現するために立ち上げたプロジェクトの元で開発されました。
※清酒を絞る際に必ず出る酒粕から製造し、価値を再定義してお客様へと循環させたお酒。
お披露目会では、冒頭に池上真人学長から挨拶がなされた後、桜うづまき酒造の担当者から商品説明、きりぬきの代表者から規格外柑橘や現在の取り組みに関する説明などが行われ、その後、別宮健斗さん(経済4年)による学生目線での今回の取り組みについての発表が行われました。昨年度もこのプロジェクトに参加した別宮さんは「今年度は使用する柑橘の選定もさせていただきました。利き酒では味の好みもあり、どの試作品も甲乙つけ難かったです。名前やラベルデザインの選定も2回目ならではの難しさや経験があり、規格外の柑橘を使ってお酒を作るという普通の大学生活では味わうことのできない経験をさせていただけました。時間をかけ皆で協力し、とてもいい出来になったと思います。度数を調整して飲むことが出来るので、若い人にも是非飲んでもらいたいです」と語ってくれました。
最後に、きりぬきの鈴木隼人代表にご挨拶いただき、お披露目会は終了しました。
なお、「推し柑」は、桜うづまき酒造の直売所やJR松山駅内の土産物店などで、200本限定で販売されます。愛媛の新しい味を、ぜひご賞味ください。
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