2025年01月24日
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英語英米文学科の学生によるアメリカ政治についての座談会を開催
2025年1月16日(木曜日)、本学英語英米文学科の学生6名が、2期目を迎えるトランプ政権の行方について座談会を開きました。この企画は、NHK松山放送局から、21日の大統領就任式のニュースとともに新政権にたいする大学生の率直な声を伝えたいと本学の辻祥子教授に依頼があり、実現したものです。参加したのは、アメリカ研究やアメリカ事情の演習を受講している2年生と3年生の有志です。座談会の様子は、21日放送のNHK「ひめポン!」の中で紹介されました。
座談会の前に、NHK特集の録画を視聴した学生たちは、アメリカ第一主義を掲げるトランプ氏の経済政策や、トランプ政権下で脅かされている民主主義や言論の自由について、意見を交わしました。学生からはアメリカの関税引き上げによる国内外の影響を心配する声が上がりました。また言論の自由に関しては、アメリカのIT大手メタが、FacebookやInstagramなどのSNSで、偽情報を特定するファクトチェック機能を廃止すると発表したことを巡って、賛否が分かれました。「誤った情報であっても、立場ある人が発信し続けることで国民が誘導される」といった事態を懸念し、それを避けるためにファクトチェックは必要性だとする意見が出る一方、「チェックをする側も偏見から免れることはできず、彼らが情報操作する可能性もある」として、ファクトチェックそのものに懐疑的な意見も寄せられました。「フェイクニュースはなくならないので、自分で複数の情報を比較しながら情報の信憑性を判断するべき」といった意見には一同頷きました。座談会のあと、2年生の佐々木裕也さん(人文学部英語英米文学科2年)と伊藤夢華さん(人文学部英語英米文学科3年)が記者からインタビューを受けました。
学生たちは初めて記者、カメラマン、音声担当による本格的な取材を受け、緊張した様子でしたが、アメリカ政治への関心を高める貴重な機会になったようです。
NHK愛媛NEWS WEB「松山市の大学生がトランプ大統領の主張や政策巡り議論」