2025年02月18日
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日本酒で繋ぐ学びと出会い ー「SAKE First Love Project 第2回」を開催ー
2025年1月31日(金曜日)、「SAKE First Love Project 第2回」が本学樋又キャンパスのレストラン「ル・ルパ」で開催されました。
本プロジェクトは、日本酒を通じて学びや出会いを楽しみ、世代を超えたつながりが地域に活力を生み出すことを目的としており、本学の東京オフィスを起点に多様なつながりが生まれ、愛媛・松山にとどまらず、東京や大分・別府からも総勢70名が参加しました。
イベントの開会に際し、池上真人学長は「地域を元気にするためには、大学・企業・地域の垣根を越え、多様な人々が力を合わせることが大切です。今回のイベントが新たなつながりや学びを得る機会となることを期待します」と挨拶しました。
司会を務めた(社)マッチアップの林幸弘氏からは、「日本酒には人生を豊かにする可能性がある」とSAKE First Love Projectの魅力について紹介があり、第一部の日本酒がつなぐ学びの時間がスタートしました。
まず、立教大学の越湖隆信さん、本学の菅野未紗さん(経営2年)、清水穂乃さん(経営2年)による学生発表が行われました。
・立教大学 越湖隆信さん:「日本酒の若者離れの課題解決」として、『学醸会』の取り組みについて
・菅野未紗さん(経営2年)・清水穂乃さん(経営2年):「愛南マダイ応援隊の活動」および、今後の法人化や日本酒の商品開発に向けた取り組みについて
- 立教大学 越湖さん
- 菅野さん、清水さん
続いて、4名の登壇者がそれぞれの専門分野の視点から日本酒について語る講演を行いました。
・藏薗和也 経済学部准教授:「SAKEを通じたコミュニケーション~ことばの観点から~」について
・ヒューマンルネッサンス研究所 田口智博氏:「SINIC理論」をもとに、地域の未来を見据えた「自律社会」の在り方について
・(株)Sake N Consulting 眞次純一氏:「日本酒を世界へ~元日本酒売りが語る海外市場の今~」について
・(株)レボーン 本田眞孝氏:「日本酒アロマチャート」を活用した香りを可視化することによる愛媛県の日本酒のブランディング強化について
参加者は、講演から学びを得て、日本酒の奥深さや可能性を改めて感じる貴重な時間を過ごしました。

日本酒アロマチャート
後半の利き酒交流会では、松山商工会議所から愛媛の10種類の地酒や茨城の田中酒造から提供された日本酒を楽しみながら、参加者同士の交流を深めました。学生たちからは「すごく美味しかった!」「次回はいつですか?」「次は運営を手伝いたい!」といったイベントの成功を実感できる声があがりました。大学から集まった学生たちは、自分達の活動について語り合い、つながりを深め、地域社会の未来を担う熱意に満ちていました。大人たちもまた、彼らの若いエネルギーと美味しい日本酒に刺激を受け、新たな活力が生まれるひとときとなりました。イベントの終盤には、自然と「学び」「連携」「可能性」「イノベーション」といった現代社会に必要とされるキーワードが飛び交い、「SAKE First Love Project」の意義を改めて感じることができました。
松山大学は、これからも「学び」と「出会い」を生み出し、地域社会のミライに貢献します。
- 電話
- 03-6426-1631