松山大学大学院医療薬学研究科 第3回薬学特別研究セミナー/ 2025年度大学院医療薬学研 究科研究成果報告会を開催

2025年6月12日(木曜日)、松山大学大学院医療薬学研究科 第3回薬学特別研究セミナー及び2025年度大学院医療薬学研究科研究成果報告会が開催されました。

まず、大学院研究を学内向けに紹介し、薬学部生の進路検討や教員のFDの一環として開催された薬学特別研究セミナーでは、医療薬学研究科科目「薬学特別研究」担当教員のうち感染症学分野の玉井栄治教授より「溶菌酵素を用いた新規抗菌薬の開発に向けて―溶菌酵素の生化学・構造学的解析―」について、臨床薬学分野の渡邉真一准教授より「臨床上の問題点に対する臨床と基礎からのアプローチ」について講演が行われ、薬学部生をはじめとする参加者にとって大学院における研究に触れる大変有意義な機会となり、学びの多い時間となりました。また、教員間においても活発な質疑応答がなされました。

続いて、研究成果報告会では、大学院医療薬学研究科の2年次以上の4名の学生が直近1年間の研究成果を発表し、様々な専門分野の教員から意見を受けるとともに活発な質疑応答が行われ、発表者は研究の方針や方向性を再認識するよい機会となりました。これ以降、大学院生はさらに研究を進めていき、各年度の前期に同じく研究成果報告会で発表を行います。各年度の研究成果報告会の後、研究進捗状況報告書を作成し、最終年次に博士論文を提出し、その審査を受けます。

松山大学大学院医療薬学研究科は、薬剤師のための大学院として、基礎から臨床に至る多様な研究テーマを有し、高度医療に貢献できる薬剤師育成につとめています。