意地と意地のぶつかり合い！

松山大学 vs 愛媛大学 硬式野球定期戦

平成29年5月27日(土曜日)12時30分から松山市の坊っちゃんスタジアムにて「第6回愛媛大学・松山大学硬式野球定期戦」が開催された。両大学の学生・教職員・卒業生、一般市民など約700人が詰めかけ、ライバル校同士の対決に熱い声援を送った。

 昨年の定期戦で敗退し、今年は負けられないと意気込む松山大学は、この定期戦をもって引退する4年生を中心としたオーダーで臨んだ。試合では、その4年生が最後に意地を見せ、4年生投手による完封リレー、タイムリーヒットにより、2対0で松山大学が勝利し、昨年の雪辱を果たすとともに、通算成績を松山大学23勝、愛媛大学13勝（引き分け1、中止1）とした。

スタンドでは、選手のプレーを盛り立てようと、白熱した応援合戦が繰り広げられた。松山大学では、グリークラブ、吹奏楽部、應援團チアリーダー部が中心となって応援席を盛り上げ、Street Dance Club “macl”やダンス部が試合途中にパフォーマンスなどで観客を沸かせた。また、毎年好評の学生支援室PIERによるメッセージフラッグの作成、V.Y.S.部による子供向けの遊び広場の開放などのイベントも行われた。

春季の四国地区六大学リーグ戦では、思うような成績を残せなかった両チームであったが、日頃から互いをライバル視し、しのぎを削っているだけあって、1点を争う緊迫した好ゲームを繰り広げた両チームの選手に試合終了後は温かい拍手が送られた。

地域を代表する両大学によるこのイベントが、今後も地元の人々に愛される風物詩となり、両大学による地域貢献が実現することを願っている。