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2017年08月03日
プレスリリース入試情報受験生・保護者の方薬学部

高校生が調剤や服薬指導などを体験 ―薬学部一日体験入学―

平成29年7月29日(土曜日)、松山大学9号館(薬学部棟)において、薬学部一日体験入学(薬剤師体験コースと科学実験体験コース)を開催いたしました。この薬学部一日体験入学は、薬剤師に興味がある高校生や科学実験に興味がある高校生を対象にしたイベントです。薬学部では、6年間の長い学生生活期間中に高度な医療に関する知識と技能の修得が必要です。そこで、薬学部に進学したいと考えている高校生に、実際の体験を通じて、薬学部において学習する内容が期待通りのものか、あるいはさらに自己の関心を深めることが可能であるかなどを感じて、進路決定に役立てて貰おうと企画したものです。

今回の一日体験入学では、25名(薬剤師体験コース:21名、科学実験体験コース:4名)の高校生がそれぞれのコースに分かれて薬学部の実習や実験を体験しました。薬剤師体験コースでは、薬剤師の仕事に関する講義を受けた後、粉薬、水剤、軟膏の調剤、喘息吸入薬の服薬指導の体験、正常時や疾患時の心音、呼吸音などを再現できる人形型シミュレーター「フィジコ」を用いたフィジカルアセスメント(身体診察技法)の体験などが行われました。一方、科学実験コースでは、薬学部でバイオ医薬品の候補として研究されているタンパク質に関して、遺伝子組換え技術を用いてタンパク質を大量発現した大腸菌から目的のタンパク質を精製し、その活性を測定する実験を体験しました。
 また、体験実習の合間に高校生は、現役の薬学部4~6年次生や薬学部教員と共に昼食を取りながら、薬学部の授業や学生生活の様子を聞いたり、なぜ薬学部に進学したのかなどを尋ねたりしていました。

参加した高校生からは、「薬学は人の命に関わり、副作用など様々な責任を負うことになると学べました。私は世の中に貢献できる事がしたいと思っているのでとても貴重な体験になりました」や「調剤や服薬指導など、実際の仕事の体験ができて、とてもいい経験になりました。特に服薬指導では、知識だけでなくコミュニケーション力が必要になってくることを痛感しました。私は薬学部進学を考えていたので、さらに薬学部へ行きたいという気持ちが強くなりました」といった感想が寄せられており、薬剤師や薬学部に関するこれまでの漠然としたイメージが、今回の体験を通じてよりはっきりとしたものになったのではないかと思っております。

 

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