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2017年11月27日

法学部法学科 牧本公明ゼミ

社会に存在する多様な人権問題を討議。
当事者の立場にたつ想像力を醸成しながら、
リーガルマインドを身につける

相手の立場で真理に迫る
法律学の要は想像力

日本国憲法により保障されている基本的人権。牧本ゼミでは「基本的人権の総合的考察」と題して、日本における基本的人権をめぐる社会問題及び、裁判を通じた救済の実態把握と問題点の考察を行っている。
 そのプロセスとして、まず担当に指名された学生が人権問題に関する最高裁判決についての報告・発表を行い、それを受けて他のゼミ生たちが裁判所の結論の妥当性や学説との関係性などについて質疑、討論へと展開。その裁判にて憲法がどう解釈され、活用されたのかを理解していく。その目的は二つ。自分自身とはまったく関係の無い他者に起こった法律上のトラブルを解決するための裁判を扱うことで、広い社会に存在(あるいは潜在)する多様な人権問題を敏感に感じ取ることができるアンテナを持つこと。そして同じゼミに所属する学生の間でも人権問題に対する感じ方は異なることに気づき、自分とは異なる意見の持ち主が社会に多く存在していることを認知すること。牧本准教授は「裁判は派手に見えて、実は細かなところに判断の分かれ道があることも。その気づきを左右するのは、どれだけ相手の身に立って物事を考えられるかという想像力。いわゆるリーガルマインドです。学生には、ぜひ様々な体験をして、想像力を逞しくしてもらいたい」と話す。

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