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2017年11月27日

法学部法学科 牧本公明ゼミ

ゼミは社会の縮図
将来への土台づくりを

討議は、学生一人ひとりの個性が光る瞬間。相手の理解を得るために、どのように意見を述べるか。それを実践しながら身につけていく。

1年次生で憲法の基礎を定着させ、2年次生で様々な事例、判例を学び、3・4年次生での討議へとつなげる。そのなかで、学生たちは少しずつ自分の興味・関心がある分野の知識を深め、自分の意見を出せるようになっていく。「自分の意見を理由付けて説明することを意識するようになりました。同じように思える意見でも、ちょっとした違いを牧本先生は拾ってくださるので、細かな部分こそ割愛せず、自分の言葉で伝えようという気持ちになります」と4年次生の出海さん。また3年次生の稲葉さんは、印象的なテーマとして「なぜ日本では女性だけ再婚の自由が制限されるのか」を挙げる。3年次生のゼミは男子学生のみという女子学生のいない状況下で、他者の立場への想像力を駆使。「実際の判決に疑問を抱き、討議し合った経験が、自分なりの視点を生かせるのではないかという気づきにもなりました」と振り返る。「自分の意見を自分の言葉で伝え、相手に認知してもらう。それは社会の様々な場面において求められる能力ですから、学生時代にその土台づくりをしておくことが重要です」と牧本准教授。法律のなかに込められた真理、思いを相手の立場に立って想像する。やがて社会に一歩踏み出したとき、そのリーガルマインドが、きっと学生たちの強みになるはずだ。

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