
世界チャンピオンを目指して
自分を律して、ひたすら技と心を磨く毎日。目指すは世界の頂点!
佐野 空手を始めたきっかけは何ですか?
三上 父親に勧められて始めました。試合に負けるのが悔しく、最初は嫌いでしたが、気づけば好きになっていました。
佐野 空手の魅力とは?
三上 空手は他の競技にはない痛みを感じます。その痛みを知ることで喧嘩をしない、相手を思いやる心を育むなど、空手を通して、人間形成の基礎を培えるところです。
佐野 子どもたちへの指導も行っているそうですが、どのような指導をされていますか?
三上 愛情ゆえの厳しさをもって指導しています。練習で技をきちんと習得していないと、試合で痛い思いをしてしまうので。プライベートでは、自分の弟のようにかわいがっていますよ。オンとオフを切り替えることで、信頼関係が成り立っていると思います。
佐野 大学卒業後の展望は?
三上 空手で生活していきたいですね。しかし野球やサッカー選手のように、プレーをするだけでお金をもらうのは難しい競技。そのため、時間に一番余裕のある今は空手に専念し、技も心も磨いておきたいです。
佐野 世界大会の意気込みをどうぞ!
三上 王座をとりたいです。だからこそ、皆さんの「頑張れ!」の言葉が大きな力になるので、応援していただけたらうれしいです。その期待に応えられるよう、頑張ります!!
経営学部経営学科2 年次生
三上 和久(みかみ・かずひさ)さん
山梨県出身、5歳から空手を始める。四国大会3連覇の実績と、ポーランドで開催された大会での健闘が見込まれ、11月9日(土)から行われる「第12回全世界空手道選手権大会」に、日本代表選手として選出される。「一戦一戦、勝ちにこだわりたいです」
経済学部経済学科2年次生・硬式野球部マネージャー・インタビュアー
佐野 真由(さの・まゆ)さん
「自分を律するという考え方がとてもしっかりしていて、学ぶことが多く有意義な時間となりました。硬式野球部も明治神宮野球場で行われる『全日本大学野球選手権大会』への出場という目標があります。三上さんの話を持ち帰り、チームの士気を高めたいです」
※学生の年次は取材時のものです。
この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.203でご覧いただけます。
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