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2020年03月17日

目標を掲げてひたすらにキャリアアップ

明確な目的を持って選んだ自分の進路

地元に根ざして創業100年、特産品「松山あげ」の程野商店に生まれ、早いうちから〝将来は経営者になる〞という自覚があった程野さん。「経営について勉強したい」と、松山商科大学に進学。その当時は家内制手工業だった家業を手伝いながら通う大学は、高校までと違って自由で、学生たちが生き生きと輝いて見えたそう。「キャンパス内にあった喫茶エブリィが社交の場。県内外から来た学生みんなとすぐに仲よくなれました。自由を満喫しすぎて1年の前期に単位をすべて落とし、何事も自分で判断して決めないといけないと強く自覚。そこから心を入れ替えて必死で勉強しました」と笑う。簿記やキャッシュフロー、資金計算など、学んだことは仕事のベースとして今に通じているという。

変革期を乗り切って次の時代へ歩み進める

卒業後そのまま家業に就いた程野さんだったが、ちょうどその頃、家内制手工業から工場制機械工業へ変革するかどうかの岐路に立っていた。「松山あげの材料である豆腐を切るのは熟練の技術が必要でしたが、職人は減る一方で、何とか機械化したいと考えました。試行錯誤と挫折を何度も繰り返し、やっと完成したときは本当にうれしかったです」と振り返る。機械化の成功が事業拡大に結びつき、2002年に程野さんが社長に就任した頃には、程野商店は押しも押されもせぬ企業へと成長を遂げていた。その過程には、大学時代から続く人間関係に助けられたこともたくさんあったという。松山の郷土食を支える企業として、その企業の経営者として、程野商店と程野さんのさらなる躍進を祈念したい。

後輩へのアドバイス

生き方は人それぞれ、好きこそものの上手なれ。好きなことを見つけて仕事にできるのが一番ですが、100%思い通りにいかないこともあります。一度始めたことは興味を持って好きになること、何事もチャレンジしてみることが大事だと思います。

株式会社 程野商店
 代表取締役社長
 程野 裕貫さん HODONO Yuki

 昭和61(1986)年3月 経営学部経営学科卒業

 



この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.204でご覧いただけます。

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