FOREFRONT
マツダイ最前線

法学部法学科 妹尾 克敏ゼミ
自己の見解や感想を的確に表現できる能力を身に付ける

「彼女たちは私のキャリア最後の教え子でもあります」と目を細める妹尾教授
「音楽や美術などと違って、学問に才能は関係ないと思うのです。必要なのは、体力や本人の粘り」。そう話す妹尾教授は「(A)当たり前のことを、(B)馬鹿にしないで、(C)ちゃんとやる」という「ABCの習慣」を身に付けさせることに注力している。さらに討論において必要となるのは、面前で自己の見解や感想を的確に表現できる能力を養うこと。最終的には、多様な意見を聴いたうえで、明確に自分の考えを表明するコミュニケーション能力に加え、一度決まったことには従う協調性を身に付けることを目標として掲げている。
「地方自治法という担当科目のうえからみれば、少なくとも愛媛県内の11市9町に最低一人でも私のゼミの卒業生が在職しているという事実が発生することが当面の希望であり、残り2年半の在職期間中のささやかな期待でもあります」と、厳しくもやさしい眼差しで語ってくれた。