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2023年07月06日

経営学部経営学科 伊勢本大ゼミ

現実を見極める力を育む「人」にフォーカスした学び

人材育成や人間関係をテーマに掲げ多様な学びを実践している伊勢本ゼミ。
専攻分野にとらわれない学生の個性を尊重した学びの環境がある。

グループでの研究報告で論理的思考を身につける

教育社会学を専攻する伊勢本大准教授のゼミでは、人材育成や人間関係を主たるテーマとしている。ゼミが始まる2年次の前期は、学生たちの人間関係を深める時間として自己紹介やアイスブレイクなどを行い、後期のグループワークへと展開していく。
 伊勢本准教授は特に近年、「教員の休職や離職に関するナラティブ」をテーマに、休職・離職された学校教員のライフヒストリーを聞き取り、分析をするという研究を行っている。2年次後期のゼミでは、その際のインタビュー・データに基づいたグループワークを実施した。学生たちは5名ごとのグループに分かれ、それぞれインタビュー・データを読み込み、先行研究や関連文献を参考としながら自分たちなりに分析し、報告資料を作成。最後は全体で報告し、ディスカッションをして内容を深めた。
 ここで伊勢本准教授が大切にしているのは、能動的な思考と行動。「あまりアドバイスをしすぎると、学生の力として身につきませんから、大きな枠組みだけを示し、個々の考えややり方を尊重します」と話す。グループワークを終えた松永さんは「参考文献や論文を調べ、サポートする役割を担いましたが、データの収集・分析は得意な方かなと感じました」と振り返り、濱田さんも「文章を読み解く力がついたように思います。他の講義でレポートを書く機会があったのですが、以前より苦労することなく、理解した上でまとめることができるようになりました」と手応えを得たようだ。

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