100年の伝統を受け継ぐ責任と誇り

硬式野球部の創立は1923年、松山大学100年の歩みとともに在った。
仲間と自分を信じて、一途に白球を追いかける日々。
その目線の先には歴史ある硬式野球部の一員として先人たちが重ねた伝統を受け継ぐ責任と誇りがある。

一球一球、当たり前のことを丁寧に！
その積み重ねが伝統を受け継ぐ力になる

小学校1年生から野球を始め、ポジションはずっと守備の要であるショート。連携プレーの中心となるため、高い状況判断能力が求められ、ここを守る選手の差が勝敗を分けると言われるほど重要なポジション。非常にやりがいがあります。

松大硬式野球部は「当たり前のことを丁寧に！」というスローガンを掲げ、日々の練習はもちろん、学業や日常生活、挨拶、人間形成に至るまで、部員たちの行動規範になっています。私も1・2年次生の頃は自分のことで精一杯でしたが、主将になってからは「自分がこのチームを引っ張っていく」という自覚を持ち、後輩たちに目配り気配りし、チームの和を重視。試合で最高のパフォーマンスを発揮できるように努めています。それができるのは、縁の下の力持ちである西川学生コーチをはじめとする同級生、そして4年次生、三好さんや西松さんたち先輩方のサポートがあってこそです。

松大硬式野球部は創部100周年を迎えました。これからの100年に向け、これまでの100年の伝統を良い形で受け継いでいく1年にしたい。そのために全員が一丸となって一球一球に集中し、丁寧に投げて、打って、走って、守ることを積み重ねています。私たちの伝統は「堅い守り」。派手さはなくとも、鉄壁の守りで対戦チームを抑え込み、ここぞという勝負所の一球を打ち返すのが勝利の方程式。四国地区六大学野球リーグ戦優勝、念願の全国大会での勝利を目指しながら、100年目の第一歩に相応しい、新たな伝統をつくりたいと思います。

左から、硬式野球部の合田涼真さん、OBの西松繁夫さん、三好眞悟さん、硬式野球部の西川人輝さん

今回お話を伺った方

経営学部経営学科3年次生
硬式野球部 主将 合田 涼真さん

この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.218でご覧いただけます。