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2023年10月12日

人文学部英語英米文学科 辻 祥子ゼミ

他者理解を深め自らの役割を見出す

様々なトピックについて議論を交わし、アメリカを学んでいる。

4年次は「戦争と日米関係」という、もっとも重いテーマを取り上げ、アメリカの長い戦争史を辿ったあと、日本は核保有国アメリカとどう関わっていくべきなのかについて議論を深めていく。
 アメリカ(他国)を知るということは、自国や自分のあり方を考えること。「超大国アメリカのすべてを理解することは難しい。しかし、アメリカから遠く離れている我々だからこそ、客観的な視点からその問題点に気付くことができる。するとおのずから、アメリカに追随する日本の問題点も見えてくる。社会に出てからも、情報の真偽を見極めながら、世界の中の日本の役割、ひいては社会の中の自分の役割を考えてほしい」と辻教授は願っている。「ゼミを含む大学で学んできた経験やスキルは、他者への関心を忘れず、正しい理解のために情報収集・分析といったアクションを続けることを促してくれます」と桑名さん。山本さんも「アメリカの様々な側面を学ぶなかで、黒人の抱えている問題に興味を持ち、人種差別の実態をより正確に把握するという卒業研究のテーマが見えてきました」と手ごたえを口にする。辻教授の願いを指針としつつ卒業研究に取り組むなかで、学生たちは国際社会での日本の立ち位置を見極め、社会における自らの役割を見出す力を身につけていく。

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