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2017年01月10日

人文学部英語英米文学科 櫻井啓一郎ゼミ

言語学の追究からコミュニケーション能力の向上へ「ことば」の力を養うことを目的とする櫻井ゼミ。
日常にあふれている「ことば」に興味を持ちその心理を読み解くことで、相手への理解を深めていく。

言語学=心理学 理論的に追究するおもしろさ

「言語学」と聞くと、文法などを研究していくイメージがあるが、それは昔の話だという。「今の言語学は人間の大脳で何を考えているのかを探る学問です。つまり『心理』そのもの。『ことば』として生み出される過程がどのようなものなのかを研究しています」と櫻井教授。言語学者の最大のテーマは「ことば」を理論づけること。それは数学の公式のようでもあり、「文系」科目の一つだと想像していた学生は衝撃を受けるかもしれない。「まるで魔法にかかったように謎が解明されるとき、『文系』と『理系』の融合におもしろさを感じるはずです」と語る。

興味を持つことが言語学のはじまり

英語英米文学科だが、櫻井ゼミでは「言語学全般」をテーマとして取り組んでいる。よって扱うのは英語に関わることだけではない。私たちの日常にあふれている「ことば」のすべてが研究の対象になりうるので、「興味を持ったら、そのときが
研究の始まり」だと学生に伝えているという。「ドラマや映画、友人との会話など、いろんな場面でことばに関する気づきが増え、何気なく使っていたことばの意味を意識的に考えるようになりました」と3年次生の児玉さんが話すように、身近にある気づきが研究テーマになるのも、言語学の特徴といえるだろう。テレビではアナウンサーのことばやコマーシャルのキャッチコピー、街に出れば電車の車内放送やお店で飛び交う独特な敬語など。何でも不思議に思うこと、興味を持つことが言語学研究の原点だ。

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