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2016年01月01日

薬学部医療薬学科 生化学研究室

タンパク質の成熟の過程や作用機構を明らかにすべく、
日々、基礎研究を行う生化学研究室。
そのなかで、実験内容や操作の持つ意味を薬学部での様々な学習と関連させて理解し、
主体的に考え、対応する姿勢の醸成を目指している。

細胞とタンパク質がキーワード

「生化学は薬学の土台になる分野です」と野元裕教授。特にタンパク質は体の中の様々な反応を調節しているので、いろいろな薬の標的になる。特定のタンパク質が細胞のどこに存在しているのか、どのような構造変化をして、どのように作用するのか等、タンパク質の詳細が理解できれば、それを制御する新たな治療法や薬への道が開けるということだ。6年次生の明樂祐里さんは、近年開発された、コムギ胚芽無細胞タンパク質合成系を利用して、糖ペプチドから糖鎖を遊離させるN‐グリカナーゼ Aという、アーモンド由来の酵素を機能的に人工合成することをテーマとして研究してきた。

このような実験研究をもとに、生化学研究室では「分かりやすく伝える」ことにも力を入れ、研究室セミナーでは全員が順番に論文や実験、実習などについて発表し、議論している。

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