謳歌―「第29回熟田津祭」開催―

開祭宣言を行う中藤大学祭実行委員長

平成29年11月25日(土曜日)から11月26日(日曜日)の2日間、文京キャンパスにて、統一テーマ「謳歌」のもと、大学祭「第29回熟田津祭」が行われ、大勢の学生や市民らが来学した。この「謳歌」には「『みんな』で恵まれた幸せを楽しみ、喜び合う」という意味があり、青春を、平和を、そして今を全力で謳歌して欲しいとの願いも込められている。

前日の11月24日(金曜日)の14時00分からグラウンドにて、松大生の運動会である「INNOCENCE」が開催され、グラウンドにて参加団体対抗ガチンコリレーなど3種目が行われ、本祭を前に大いに盛り上がりをみせた。

初日の11月25日(土曜日)にはグラウンド特設ステージで開祭式があり、中藤貴常大学祭実行委員会委員長(法3年)による開祭宣言が行われた後、岩村樹憲学生委員長による挨拶、平尾勇人自治会執行委員会委員長(法4年)(代読：眞柴理奈さん・経営3年)による挨拶が行われた。「MATSU ROCK FESTIVAL」では、バンド7組によるライブに加え、スペシャルゲスト「COLD RETRIEVER」が登場するなど盛り上がりをみせた。カルフール・ホールでは、現在人気急上昇中のシンガーソングライター「平井 大」によるライブが開催され、トータルコーディネイトされたステージ上で、玄人を唸らせる弦さばきと、とろけるようなメロディーボイスで魅了する彼のステージパフォーマンスに観客は引き込まれていた。大学祭初日は盛り上がりをみせながらも幕を閉じた。

11月26日(日曜日)は、時折小雨が降るあいにくの天候の下、グラウンド特設ステージにて全8チームによるカラオケ大会「うた×おうか！」が行われ、学生らが持ち前の歌唱力で青春を謳歌していた。また、「Stage Performance」では、纏い衆 縁陣、ダンス部、Breakingら7組が登場し、各組が最高のパフォーマンスを見せてステージを盛り上げた。

元気あふれるPIERのバザー

展示・バザーでは、全団体参加型のコンテストが行われ、バザーの部では生協学生委員会WIZが1位を、展示の部では放送研究会が1位を獲得した。松山短期大学学友会は、今年も杵で丁寧につく恒例の「お餅」を出店し、行列ができるほどの盛況をみせていた。
　LAST FESTIVALでは、「Mr.＆Ms.Campus松大2017」が開催され、松大の美男美女が決定した。そして、熟田津祭のフィナーレを幻想的な炎で締めくくる「火文字」が行われ、暗闇に「笑」の文字がくっきりと浮かびあがった。中藤貴常大学祭実行委員会委員長は「皆さんにとって熟田津祭を通して、最高の仲間たちと、青春を、平和を、そして今を全力で『謳歌』し、最高の思い出となる時間になったのであれば、私たち実行委員会としても非常に嬉しい」と締めくくり、これまで6カ月に渡り準備に携わってきた仲間一人ひとりを労った。大学祭実行委員会の愛と来場者の満面の「笑顔」で溢れた学生たちの今年最大の祭りは、大盛況のうちに幕を下ろした。