外国人労働者の増加と経済を考える―大学院社会学研究科学術講演会―

講演を行う丹野清人氏

平成29年12月9日(土曜日)、松山大学樋又キャンパスH2A教室にて、日本の企業社会の変容について研究を行っている丹野清人氏(首都大学東京都市教養学部教授)を講師に招き「松山大学大学院社会学研究科学術講演会」を開催した。

講演会では「地域経済のぼんやりとした不安と外国人労働者」と題して、外国人労働者の増加とそれが経済に与える影響について講義がなされた。まず、外国人労働者が日本国内に急増している現状が示され、その中で四国、とりわけ愛媛県においては外国人技能実習生が外国人労働者の多くを占めている理由を、四国経済の特徴から説明する内容で、愛媛県在住の聴講者の関心を惹く内容であった。当日は約130名(学生120名、一般10名)の聴講者が訪れ、熱心に聞き入っていた。