市議会をより身近に―議会開会前ミニイベントで本学邦楽部が演奏―

平成28年9月2日（金曜日）、松山市にて「議会開会前ミニイベント」が開催され、本学邦楽部が演奏を行った。松山市議会では、本イベントを通じて気軽に議場に足を運んでもらい、生の本会議を傍聴してもらうことによって、より多くの市民に市議会を身近に感じてもらうことを目的として毎年開催されている。

邦楽部は和楽器による音楽活動を行っており、創部から半世紀以上にわたって活動が続く伝統ある部活動で、毎年、地元老人ホームでの慰問演奏会を行うほか、12月の第2土曜日には定期演奏会を開催している。
　演奏した邦楽部主将の宮﨑咲野さん（経営2年）は「議場独特の雰囲気にとても緊張しましたが、楽しく演奏することができ、貴重な体験になりました。こうして市議会に足を運んだことをきっかけに、政治の現場を目にして関心が湧きました。このミニイベントをきっかけに、政治に興味を持つ学生が1人でも増えてくれたら嬉しいと思います」と振り返った。また、本イベントの主催者である松山市議会の雲峰広行議長は、イベント・本会議を終え「学生らしい生き生きした演奏に惹き込まれました。これを機に地方議会への関心も高めてほしいです」と、若者の政治参加への期待感を示した。

市議会の傍聴には本学の学生も数名参加しており、三宅理加さん（人社3年）は「松山市議会は、とても若者が少なかったです。『政治だし難しい』と思うかもしれません。私も参加するまではそう思っていました。ですが、参加することで松山市がどんなことに力を入れているのか、または求められているのか知る良い機会となります。もう少しで社会人の仲間入りをする私たち、松山で就職する人なら尚更他人事だと思っていてはいけないと思いました」と感想を語ってくれた。