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2023年10月16日
トピックス学生受験生・保護者の方薬学部

これから医療人を目指す後輩たちへ贈るメッセージ「歯学概論」

2023年10月12日(木曜日)8時30分より、本学文京キャンパスにて「医薬品情報」(渡邉真一准教授担当)のゲストスピーカーとして、昨年度に引き続き本学卒業生である勝島康次郎氏を講師に迎え、「歯学概論」と題して講義が行われました。

今年度は、大学創立100周年ということもあり、講義の冒頭で、勝島氏の松山商科大学の学生時代の思い出話があり「この210番教室は、私自身も講義を受けた教室です。懐かしさと同時に感慨ひとしおです」と話されました。

今回も歯学の基礎的事項を「マイナス0歳から8020へ(年代別口腔内及び疾患別概説)」として、開業歯科医師の視点でわかりやすく解説がなされました。
 歯科二大疾患である「齲蝕(うしょく)」と歯周病」については、症例写真を多数供覧しながら詳細な説明があり、歯周病と全身疾患(特に糖尿病)との関係、また口腔内のプラークコントロールは二大疾患の予防に大きな役割を果たす、と詳しい解説がなされました。
 講義後半には「口元四方山話」と題して、「顔の印象は前歯の見え方と口元の形」で大きく変わることを、各界の著名人を例に興味深い話が展開されました。
 また、一度は耳にしたことのある「8020」について、80歳までに20本の歯を保ち、きちんと噛むことが出来れば、健康を保つ重要な要素となり、生活の質を維持、向上させる大きな要因であることを力説されました。

最後に、医療人としての心構えとして「常に患者さんの立場に立って、丁寧にわかりやすく処方の内容を説明してあげてください。何よりもインフォームドコンセントを大切にし、信頼され、頼りにされる薬剤師になってください」と力強いメッセージで講義は締め括られました。
 当日投影されたパワーポイントのスライド資料は、実に191ページ。
 薬学部生たちは、カリキュラムにない「歯学」の分野ということで、初めて耳にする内容が多く、レジュメやノートにメモを取りながら熱心に耳を傾け、講義の内容についても積極的に質問を行い、有意義な90分間の講義を受講しました。

勝島氏は、1969年に本学の前身である松山商科大学経済学部を卒業され、京セラに入社。1972年に福岡県立九州歯科大学(現;公立大学法人九州歯科大学)へ入学。同大学卒業後、総合病院の歯科口腔外科勤務を経て、1980年に「勝島歯科医院」を広島県尾道市に開業。40年以上に亘り、歯科医として第一線で活躍されている一方、現在、温山会尾道支部長も務められています。

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薬学部事務室
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