松山大学大学院法学研究科研究会を開催

2023年12月8日(金曜日)14時00分から松山大学東本館7階会議室2にて、松山大学大学院法学研究科研究会が開催されました。

本研究会は、講師として、台湾・国立成功大学法律学系から3名の方をお招きし、開催されました（参加者：15名）。成功大学法律学系とは、2012年以来、毎年、それぞれの大学を会場校として研究報告を行う等の学術交流を実施してきましたが、コロナ禍により、2019年を最後に中断せざるを得なくなりました。今回（2023年）の研究会は、約４年ぶりの学術交流となりました。

研究会では、下記のテーマに沿って台湾からの各講師が発表し、松山大学の教員がコメントを付した上で、質疑応答を行う形式を採用しました（通訳付）。今回は、ヨーロッパ発の法制度を前提としながらも、それを継受した国において異なった解釈・運用がなされていることを再確認できました。人的なつながりもより緊密となり、実り多い研究会となりました。

テーマ：台湾国民法官法と日本裁判員法の比較
講師：国立成功大学法律学系教授　前法律学系主任　陳　運財氏

テーマ：経済刑法における虚偽取引と脱法行為について
講師：国立成功大学法律学系教授　法律学系主任　王　效文氏

テーマ：基本権の機能に基づく台湾教育法制の構築
講師：国立成功大学法律学系教授　許　育典氏