松山大学法学部学術研究会・講演会を開催

2023年12月26日(火曜日)、中央大学文学部教授の鈴木直志氏をお招きし、16時00分から松山大学東本館7階会議室2にて松山大学学術研究会が、18時00分から松山大学8号館821号教室にて松山大学法学部学術講演会が開催され、合わせて約400名が出席しました。

研究会では、「近世プロイセンの軍隊と社会」と題して、軍隊が急激に増強された近世プロイセンにおいて、軍隊のあり方と社会の関係はどのように変化していったのか、その相互関係について考察を行いました。

講演会では、「絶対主義と戦争」と題して講演が行われました。古来、軍事上の戦術の変化と統治体制のあり方には密接な相互関係がみられ、軍事史の専門家である鈴木先生から、近世ヨーロッパにおける軍事上の戦術の変化と集権的統治体制成立の相互関係についてご講演いただきました。

ロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・パレスチナ紛争といった、大きな世界史的転換に直面する現在において、軍事史の観点から長期的なタイムスパンで歴史を振り返る機会となりました。