愛南マダイ応援隊が「ベストスマイル賞」を受賞！受賞までの道のり

2024年11月30日(土曜日)、社会人基礎力育成事業の一環として活動している「愛南マダイ応援隊」が東京・大手町のJAグループ全国組織8団体が共同で設立した一般社団法人AgVenture Lab(アグベンチャーラボ) にて開催された起業家育成プログラム BLOOMコースの最終発表会にて「ベストスマイル賞」を受賞しました。
　最終発表会にて発表を担当した、徳弘あやさん(経営4年)と清水穂乃さん(経営2年)にお話を伺い、受賞に至るまでの道のりを振り返ります。

このプログラムに参加するきっかけになったのは、2024年2月9日(金曜日)にAgVenture Labで行われた「第4回学生地域づくり・交流大賞大会の最終審査会」での大賞の受賞でした。学生地域づくり・交流大賞は一般社団法人全国農協観光協会が主催し、全国各地の農山漁村地域において、農と食を活用した交流等による地域を元気にする様々な活動の取り組み事例を全国各地から集め、優秀な取り組みを審査の上、表彰するイベントであり、応援隊は1年目、2年目の優秀賞受賞を経て、3度目の挑戦で悲願の大賞の受賞でした。(記事はこちら)
　プレゼンテーションには愛南産の真鯛を持っていき、「前回表彰された内容は使用できない」という難しいルールの中での発表・受賞でした。そこで、AgVenture Lab様から「起業やビジネスを視野に入れて活動を目指してみないか」とのお声がけがあり、応援隊は起業家育成プログラム「GROW & BLOOM」の受講と今回受賞した「最終報告会」での発表を目指した取り組みが2024年6月15日(土曜日)から始まりました。

プログラムの受講に当たってまず、資金面での壁に直面しました。松山から東京に通って受講するため交通費が高く、学びを十分に受けられない可能性がありましたが、愛南マダイ応援隊を担当する檀裕也教授から「クラウドファンディングに挑戦してみてはどうか」との提案があり挑戦しました。
　クラウドファンディング実施に当たっては、檀教授の知恵も借りながら立ち上げから運営、返礼品の準備まで全て自分たちで行い、画像や表示の仕方を工夫し、無事に資金が集まり最後までプログラムを受講することができました。学業との両立や時間に追われる中、課題も多くありましたが沢山の方々の支援を受けることでそれらを乗り越えることが出来ました。

愛南真鯛の販路拡大を目指した海外進出や販売促進活動の幅を広げるため、組織体制づくりやマーケティングについて学び、県外や国外で活動をしている人々との交流を経て、意識の高さや決断力に刺激を受け普通の大学生活では学べない経験をすることができました。

そのような学びを経て、11月30日(土曜日)の最終発表会に挑みました。前述の「学生地域づくり・交流大賞」とは発表も評価基準も異なり、誰を対象としたどのような事業なのかを明確に伝えることを心掛け、また他の発表者が既に起業している会社や団体という中で、学生ならではの元気さや明るさを意識し、応募総数120件から採択された12チームの発表の中で「ベストスマイル賞」を受賞することが出来ました。

学生時代を愛南マダイ応援隊の活動と共に過ごしてきた徳弘さんは、今回の受賞とこれまでの活動を「まず、愛南マダイ応援隊として4年間活動できたことを嬉しく思います。地元の地域活性化に携われたらという思いで参加しましたが、愛南町役場の方々やたくさんの企業の方々との関わりの中で、大学の講義だけでは学べないたくさんの経験をすることができました。中でも昨年12月27日に東京で主催イベントを開催できたことが、1番思い出に残っています。 活動の中では団体の方向性を定めたり、メンバー内の取りまとめをしたりと大変なことも多々ありましたが、その分やりがいも大きかったです。私は今年度で卒業しますが、「愛南の真鯛」をはじめとした愛南町の魅力を広げるために愛南マダイ応援隊はこれからも活動を続けますので、これからも応援いただければ幸いです」と振り返りました。また、新たなリーダーに就任した清水さんは「現在は2年生を中心とした新体制になり、活発に活動しています。主にSNS4媒体の運営、事業班に分かれての販売促進活動や新商品開発、愛南町が行っているぎょしょく教育のアシスタントを行っています。リーダーとしてまだまだ未熟ではありますが、メンバー全員が自分たちで考え、行動し、学生ならではの活動をする愛南マダイ応援隊を目指して、頑張って参ります。 ぜひ愛南マダイ応援隊のSNSをご覧いただき、今後とも応援をよろしくお願いいたします」と今後の意気込みを語りました。

愛南マダイ応援隊は、来年度も新メンバーにて、更なる成長と海外進出に向けて活動を続けてまいります。